2006/6/12 07:05
【F1 第8戦】フェラーリ、M.シュマッハ「今日の2位は最良の結果だ」
超高速のシルバーストーン・サーキットで開催されたイギリスGPは、M・シューマッハが予選3位、F・マッサが4位とセカンドローからのスタートとなった。スタート後、徐々に2位以下を引き離して独走するアロンソに対して、シーマッハは1秒差のあるライコネンをオーバーテイクするタイミングを狙う。 圧巻は41周目のピットストップで訪れた。シューマッハはピットアウト後にファステストラップを叩き出し、次の周にライコネンがピットストップ後コースに復帰したときは2.6秒の差をつけて2位を獲得し、そのままのポジションでフィニッシュした。 チームメイトのマッサは最初のピットストップでポジションを1つ落とすものの、その後は安定した走行で5位フィニッシュとなった。
■コメント
ミハエル・シューマッハ (2位) 「今日の2位は最良の結果だ。マシンに問題はなかったが十分な速さが足りなかった。8ポイント獲得は良い結果で、アロンソとは23ポイントの差があるが、選手権はまだ終っていない。キミの後ろを走行中もポテンシャルが高かったので良い結果と思える理由だ。次回の2レースは完全に異なるタイプのサーキットで開催されるのでどのような結果になるか楽しみだ。」
フェリペ・マッサ (5位) 「あまり良い日ではなかった。我々はもっと戦えると思っていたが、ルノーは非常に強かった。ピットストップでジャンカルロに先を越されてしまったが、5位以上の結果は残せなかったと思う。練習と予選で全てのタイヤを使用したが、レースで特に問題はなかった。マシンの開発が進んでいるのレースで結果を出せるよう望んでいる。」
ロス・ブラウン テクニカル・ディレクター 「 ミハエルは最低でも2ポイント縮めると予想していたが、逆の結果になってしまった。しかしさらに悪い結果もあるので満足している。ライコネンがキーになることは分かっていたが、最初のピットストップでは追い抜くことが出来ず、2回目まで待たなければならなかった。マシンとタイヤは良かったが、予選の行動により困難なレース運びとなってしまった。」
ジャン・トッド チーム監督 「予想より激しいレースで、戦略が重要な役割を果たした。ミハエルはポジションアップと良い方向に働き、フェリペは反対にポジションを落としてしまった。ライバルも手ごわいが、優勝を目指しているときに2位は失望する。全体的なパフォーマンスを向上させライバルとのギャップを縮めるようパートナーと共に最大限努力する。」