2006/4/24 12:13
【F1 第4戦】ルノー、2位のアロンソ 「イモラでなかったら勝てただろう」
サンマリノGP決勝は、最年少ワールドチャンピオン アロンソとフェラーリのシューマッハの戦いが、レースを大いに盛り上げた。
スタート後、トップを走るシューマッハとの差が15秒まで開いたものの、今シーズン好調のアロンソは、燃料を多く積んでいたため車体が重かったにもかかわらず着実に追い上げ、シューマッハの直後まで追い上げた。
しかし、イモラサーキットは”抜けない”サーキットであるため、アロンソは終始プレッシャーをかけ続ける作戦でシューマッハのミスを誘ったが、そのままレースは終了。アロンソ2位、フィジケラ8位となった。
アロンソは、4戦終了時点で40ポイント満点のうち36ポイントを獲得し、ポイントリーダーをキープ。コンストラクターズポイントは、51ポイントとなり、2位に18ポイント差を付け、こちらもトップとなっている。
■コメント
フェルナンド・アロンソ(2位)
「2位8ポイントはパーフェクトな結果だ。燃料を多めに積んで予選(3回目)、決勝に臨んだが、レースの結果の通り、この作戦は正しかった。イモラは追越が不可能なサーキットなので、シューマッハをパスできなかったが、おそらく、イモラでなかったら勝てただろう。1回目のピットストップ後は、確実に僕のほうが速かったから。レース終盤のフェラーリは再びスピードを取り戻して、ミスを犯さなかったから、逆転は出来なかった。」
ジャンカルロ・フィジケラ(8位)
「予選での出遅れを挽回し、8位でフィニッシュできたが、満足いくレースではなかった。スタートは良かったが、混雑に巻き込まれ、また、最初のピットストップまではグリップ不足に悩まされていた。ピットストップでウィングを調整してからはペースが戻り、遅れを挽回し、バトンとウェバーの後へ付けることが出来た。次のドイツグランプリでは、もっと強さを見せられると思う。」
フラビオ・ブリアトーレ
「今日のレース、ルノーはとても速かった。フェラーリには負けたけれどこれはこのサーキットでは、追越がとても難しいからだ。フェルナンドは出来ること全てを出しきった。フィジケラは、レースウィークを通して困難な状況が続いたが、それを乗り切ってポイントを獲得した。両ドライバーともポイントを獲得し、フェルナンドはドライバーズチャンピオンシップで大きくリードしているし、チームとしても良いレースだった。」