2006/4/7 23:04
アウディ、ベルリンにて新型アウディTTクーペを発表
アウディは、ベルリンにて新型アウディTTクーペを発表した。
新型TTの全長は137mm延長されて4,178mm、全幅は78mm拡大されて1,842mmとなっている。ボディはアウディが開発したASFスペースフレーム構造を採用し、アルミとスチールで製作。異なる素材を組み合わせたこのようなデザインを採用するのは初の試みとなる。ボディ構造物の69%はアルミ製で、スチール製となる残りの31%はリヤエンドに配され、アクスル荷重の理想的配分に貢献している。ダウンフォースを向上させるために、車速が120km/hを超えるとスポイラーがテールゲートから自動的に伸び上る。
新型アウディTTは、まずは2+2シータークーペとして発売され、後にロードスターモデルも追加予定。大型リッドの下に収められたアクセスの容易なトランク容量は290リッター。リヤシートのバックレストを倒せば、容量は700リッターまで拡大できる。スポーツシートは、横方向のサポート性に優れ、シート地は3種のレザーから選択可能となる。
コックピットはドライバーを最優先に、完璧な人間工学に基づいてレイアウト。インストルメントパネルには3つのセンターエアベントを配置し、TTが採用してきたクラシックな円形モチーフを多用している。
新型アウディTTには、2種のパワフルなガソリンエンジンが用意される。FSI直噴方式を採用した2.0リッター4気筒TFSIターボユニットは147kW(200ps)を生み出す。6速マニュアルギヤボックスを組み合わせたTTの0〜100km/hはわずか6.4秒。最高速度は240km/h。深いイグゾーストノートを響かせる自然吸気の3.2リッターV6エンジンは184kW(250 ps)発生し、0〜100km/h加速は5.7秒、最高速度は250km/hとなる(リミッター作動)。どちらのエンジンにも6速マニュアルギヤボックスが組み合わせられるが、ダイナミックなSトロニック デュアルクラッチ ギヤボックスを搭載することも可能。4気筒エンジンは前輪駆動と組み合わされ、V6モデルはクワトロ・フルタイム4WDによって前後アクスルにパワーを伝達。スポーツクーペのセグメントにおいては比類なきテクノロジーだとしている。
なお、この仕様はドイツ国内向けのモデルを対象にしたもので、日本導入時期は今年末が予定されている。