2006/3/22 14:53
アウディ、ALMSアメリカン ルマン シリーズで第1戦を制覇
アウディは、ALMSアメリカン ルマン シリーズ において、TDIディーゼル エンジンで優勝、第1戦を制覇した。
新型アウディR10 TDIは今回の初レースでモータースポーツの歴史を書きかえた。米国セブリングで行われた12時間耐久レースは、リナルド・カペロ(イタリア)、トム・クリステンセン(デンマーク)、アラン・マクニッシュ(イギリス)が、ディーゼル エンジン スポーツカーとして初の優勝に輝いた。トム・クリステンセンは米国の最も有名な耐久レースで4回目の勝利を収めたことになり、7回のルマン優勝に次いでさらなる記録を樹立した。
日陰でも摂氏30度の気温、高湿度、そして43度まで上昇したアスファルト表面など、これらの環境は世界でも最も過酷なトラックとされるフロリダのサーキットをより厳しいものにした。そのような中でもアラン・マクニッシュは予選の時点で記録的なポールポジションを獲得、最高出力650psのV型12気筒 TDIエンジンが持つポテンシャルを披露。朝のウォームアップ後熱交換器の交換に時間を要し、リナルド・カペロはゼッケンNo.2のアウディR10をピットレーンからスタートしなければならなくなったが、スタート開始から30分後には最下位の35位から、トップのフランク・ビエラ駆るゼッケンNo.1のアウディR10に続き2位に浮上、その1時間半後には首位に立った。そしてそのまま首位を守りきりフィニッシュ、勝利を勝ち取った。
次回、5月12日 テキサス州ヒューストンで行われるALMSレースにはアウディ R8で参戦予定となっている。