日産、ミャンマーでの自動車生産を開始

日産、ミャンマーでの自動車生産を開始

日産は2月17日、タンチョンモーターグループと共同で、同社初となるミャンマーでの車両生産を今年中に開始すると発表した。

日産は、まずタンチョングループの既存の施設に車両生産ラインを新設し、小型セダン「サニー」の生産を開始する。その後、新工場へ生産を移管することになる。

新しい生産工場の建設計画はバゴー管区において順調に進んでおり、この新工場は約300名の従業員を雇用し、本格稼働時の生産能力は年間10,000台となる予定。

バゴー管区で行った式典には、日産とタンチョンの役員やバゴー州政府の関係者が出席し、同地区の代表者との土地賃借契約を調印した。

日産の常務執行役員で、アジア・パシフィック日産自動車会社(NMAP)の社長でもある長谷川亨氏は、「日産は、ミャンマーでの自動車産業発展の一翼を担うことができることを光栄に思っています。私たちは、本日の発表により、工場の建設、現地コミュニティーへの投資、雇用機会の創出を通じて、ミャンマーでの事業を拡大していきます。日産は、ミャンマーの皆さんと長期的かつ生産的な関係を構築していきたいと思っています。」と述べた。

生産開始に向け、現在、200名の従業員が、マレーシアのタンチョンの工場でトレーニングを受けている。これは、現地の従業員へ必要なスキルを提供する取り組みの一環として行われているもの。日産とタンチョンは、既存のヤンゴンのオフィスとディーラーも含むビジネスネットワーク全体の拡充についても協力して取り組んでいく。

日産のミャンマーにおける事業拡大は、同社の新興市場におけるさらなる成長の一環であり、インド、ブラジル、ロシアおよびナイジェリアなどの国々での生産もその一部である。ミャンマーでは、経済・政治改革に伴い、需要の急速な伸びが期待されている。

日産は、2013年にミャンマーで自動車販売を開始し、現在、「エクストレイル」SUV、「アルティマ」セダン、ピックアップトラックの「ナヴァラ」、商用バンの「NV350 アーバン」、マイクロバスの「シビリアン」を販売している。今後は、現地生産による「サニー」がラインナップに加わることになる。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

日産の最新自動車ニュース/記事

日産のカタログ情報 日産の中古車検索 日産の記事一覧 日産のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる