スズキ、VWと和解成立…4年以上に渡る係争に終止符
スズキは、フォルクスワーゲンAG(VW)との資本・業務提携の解消問題において和解が成立したことを発表した。VWが損害賠償請求を取り下げ、スズキ側が和解金を支払う。スズキは「和解金を支払うことによる連結業績に与える影響は軽微」とコメントしている。今回の和解により、4年以上に渡る係争が全て終結する。
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▼以下、スズキのリリース (2016年2月10日)
当社は、平成23年11月24日に国際商業会議所国際仲裁裁判所に対して仲裁を申し立てておりましたが、今般、和解が成立しましたので、以下のとおりお知らせします。
■仲裁の申し立てから和解に至るまでの経緯
平成27年8月30日付「仲裁判断に関するお知らせ」でお知らせしましたとおり、仲裁廷は、フォルクスワーゲンAG(以下、VW)が主張した当社の契約違反に基づく損害について引き続き仲裁において審議することを示しました。この審議に関して、平成28年2月10日に、当社及びVWとの間で、和解が成立しました。これにより仲裁が終結することになります。
■和解の内容
VWが損害賠償請求を取り下げ、当社がVWに対し、本件の和解金として一定の金額を支払うことを内容としています。(注:和解金額を含む和解内容の詳細については、VWとの契約により開示を控えさせて頂きます。)
■今後の見通し
当社は、和解金を当期中に支払う予定ですが、本件和解が当社の当期(平成28年3月期)の連結業績に与える影響は軽微です。
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