東京ガス、「浦和水素ステーション」の営業開始
東京ガスは2月8日(月)、埼玉県さいたま市にて「浦和水素ステーション」の営業を開始した。東京ガスが、埼玉県において水素ステーションの営業を開始するのは初めてとなる。なお、本ステーションは、練馬水素ステーション、千住水素ステーションに続き、東京ガスが運営する3箇所目の水素ステーションとなる。
東京ガスは、さいたま市の「次世代自動車・スマートエネルギー特区」での重点項目として、低炭素社会の実現を目指すさいたま市と本ステーションの計画段階より連携し、2015年1月より建設をすすめてきた。本ステーションの建設にあたっては、経済産業省の「水素供給設備整備事業費補助金」ならびに、さいたま市の「ハイパーエネルギーステーションS整備事業費補助金」の交付決定を受けている。
本ステーションは、東京ガスが設置している天然ガススタンド「浦和エコ・ステーション」に水素ステーションを併設したもの。水素ステーションと天然ガススタンドを併設することで、維持管理コストの低減、敷地の有効利用などのさまざまなメリットが期待できる。また、本ステーションは、現地で都市ガスから製造した水素を燃料電池自動車に充填する「オンサイト方式」の水素ステーションであり、製造した水素をステーション内にて燃料電池自動車へ充填するだけでなく、水素製造装置を持たない「オフサイト方式」の水素ステーションへも出荷することが可能。
東京ガスは、これまで培ってきた水素ステーションの建設・運転に関する知見を活かし、今後も燃料電池自動車の普及に向けた水素供給の基盤確立に貢献するとともに、将来の水素利用拡大に向けた準備を行ってまく構え。
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