インフィニティ、英国サンダーランド工場で「Q30」を生産開始
インフィニティ初となるCセグメントハッチバック「Q30」は、同ブランド初の欧州生産車。ボディサイズは、全長4425mm、全幅1805mm、全高1475~1495mm、ホイールベース2700mm。エンジンラインアップは、直4ターボで、ガソリンが1.6リッター(122psと156psの2種類ある)と2.0リッター、ディーゼルが1.5リッターと2.2リッター。
同ブランドのクルマは現在、グローバル成長計画の一環として、3大陸4ヵ国の5つの工場で生産されており、新型インフィニティ「Q30」は、総額2億5,000万ポンドを投資し、英国サンダーランドに新設されたインフィニティブランド専用の組立工場で生産される。また、この投資に伴い、300名の新規雇用も創出している。
サンダーランド工場内にある総敷地面積2万5千平方メートルの新生産工場では、完全自動ラインの車体工場を有し、そこでは精密なレーザー溶接を行う134体の新型ロボットが剛性の高い車体骨格を組み立てている。さらに、顧客の期待と要望に応えるため、従業員4,000名を対象にした前例のないトレーニングプログラムも実施。新世代のプレミアムカー組立専門のスタッフを育成してきた。
日産のチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)であるトレバー マン氏は、インフィニティ・モーター・カンパニー ローランド クルーガー社長及びサンダーランド工場で働く6,700名の優秀な従業員と共にオフライン式に出席し、「本日、私たちはインフィニティの歴史において新たなページを刻みます。この新たなストーリーを始めるのに、ここ日産サンダーランド工場以上に最適な場所はありません。サンダーランド工場は、30年にも及ぶ歴史を経て、英国最大の自動車生産工場へと成長しました。同工場は、高い品質と人気モデルを生産していることでよく知られていますが、高い技能と献身的な従業員を有する世界トップクラスの生産拠点としても認知されています。『Q30』の生産は、サンダーランド工場のプレミアムカーの生産能力を更に強化していくだけでなく、中国や北米などグローバル市場への輸出に代表されるように、インフィニティの成長および日産の英国工場の新たな展望を示唆しています。」とコメントした。
インフィニティ・モーター・カンパニー ローランド クルーガー社長は、「『Q30』は、インフィニティにとって非常に大きな機会に登場しました。インフィニティは、グローバル販売の最高記録達成に続き、同モデルの投入によって新たなセグメントへと参入していきます。この新型アクティブコンパクトは、同社の、グローバルプレミアムブランドのトップクラスになる、という戦略において、極めて重要な役割を果たすことでしょう」と述べている。
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