MotoGP 第16戦オーストラリアGP、マルケスV!ロレンソとのゴール直前までの激しいバトルを制す!
『MotoGP 第16戦オーストラリアグランプリ』の決勝レースが10月18日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、最終ラップの最終コーナーまで続いた息詰まる熱戦をマルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)が制し、最高峰クラスでは初となる同サーキットの優勝を飾った。
僅差の2位はホルヘ・ロレンソ選手(モビスター・ヤマハ MotoGP)、3位にはアンドレア・イアンノーネ選手(ドゥカティ・チーム)が入った。
レースは、この3名とバレンティーノ・ロッシ選手(モビスター・ヤマハ MotoGP)が、四つ巴でトップを奪い合う激しい争いになった。この激戦により、優勝を飾ったマルケス選手の総レースタイム(40分33秒849)は過去の記録を13秒も短縮する結果になった。
また、文字通り手に汗握る攻防になった最終ラップのバトルは、MGコーナーでマルケス選手がロレンソ選手をオーバーテイクし、そのまま最終コーナーまで抑えきって、0.249秒差の勝利となったが、この周回でマルケス選手の記録したラップタイムは、今回のレースで最速のタイムとなった。
イアンノーネ選手も、今日のレースではめざましい走りを披露した。一時は優勝も視野に入れる戦いぶりで、最後はロッシの猛追を0.1秒差でかわし、今季3回目の表彰台を獲得した。
第16戦のレース結果で2位のロレンソ選手はシリーズポイントに20ポイントを加算し、4位のロッシ選手は13点にとどまった。その結果、前戦終了時に18点あった両選手の差は11点に縮まり、シーズン残り2戦でチャンピオンシップの行方はますます混沌とした様相を呈してきた。
3週連続開催の3戦目『第17戦マレーシアGP』は、セパンサーキットで10月23日(金)午前に1回目のフリー走行が始まる。
マルク・マルケス選手のコメント
「今日のレースは、とても気持ちよく走ることができた。アンドレアやバレンティーノと何度も激しいオーバーテイクを続けたけれど、そのせいでホルヘとの差が少し開いてしまった。レース後半になるとフロントタイヤに少し挙動が出始めたので、後ろにつけてラスト3周までタイヤを温存しようと決めたんだ。その結果、最後に素晴らしいラップタイムを刻んでホルヘを捕まえることができた。チーム全員で良い結果を目指して全力で戦ってきたので、勝つことができて本当にうれしい」
リザルト
(1)#93 マルク・マルケス (レプソル・ホンダ・チーム)
(2)#99 ホルヘ・ロレンソ (モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(3)#29 アンドレア・イアンノーネ (ドゥカティ・チーム)
(4)#46 バレンティーノ・ロッシ (モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(5)#26 ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダ・チーム)
(6)#25 マーベリック・ヴィナレス (チーム・スズキ・エクスター)
(7)#35 カル・クラッチロー (CWM・LCR・ホンダ)
(8)#44 ポル・エスパルガロ (モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(9)#41 アレックス・エスパルガロ (チーム・スズキ・エクスター)
(10)#38 ブラドリー・スミス (モンスター・ヤマハ・Tech 3)
この記事にコメントする