テスラモーターズ、自動運転が可能になった「ソフトウエア7.0」の提供を開始
テスラモーターズは、「モデルS」に、自動運転補助機能を含む新機能“ソフトウエア7.0“を発表した。
今回のアップデートにより、自動運転システムにオートステアリング、オートレーンチェンジ、自動駐車、そして側面衝突警告システムといった重要な機能が追加される。また、モデルS発売以降初となるディスプレイの大幅なビジュアルリニューアルも行われた。
モデルSは、インターネットを介して新しい機能をダウンロードして追加できる仕様で、さらに2014年10月の自動運転機能追加の発表以降に生産したモデルSには、自動運転機能を徐々に追加するためのハードウェアを搭載している。ソフトウエア7.0は、そのハードウエアを搭載しているモデルSに対し、北米から順次配信していくとしている。(日本では近日中に配信を開始する予定)
▽詳細
自動運転機能を実現するためのハードウェアは、フォワードレーダー、12の長距離超音波センサー、フォワードビューカメラ、そして高精度のデジタル制御式電動ブレーキアシストシステムである。長距離超音波センサーは、スピードに関わらずクルマの周囲4.8m以内のものを360度感知することができる。また、デジタルマップとGPSも装備した。
今回リリースされるソフトウェア、バージョン7.0では、アクティブセーフティーおよび利便性を高めるための機能が有効になる。これらの機能は、カメラ、レーダー、超音波、そしてGPSの4つのフィードバックモジュールを完全に統合したシステムにより実現。互いに補い合うモジュールは、テスラの全車両からのリアルタイムのデータフィードバックを受信し、学習して自らの機能を高める。
自動運転によりモデルSはレーンを逸脱することなく走行し、方向指示器の操作1つでレーンチェンジを行い、トラフィックアウェアクルーズコントロールを使ってスピードを管理。モーター、ブレーキ、そしてステアリングはデジタル制御され、正面と側面からの衝突事故を回避し、クルマが道路から逸れることを防ぐ。
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