【MotoGP 第13戦 サンマリノGP】マルケス今季4勝目!ロレンソのリタイアでチャンピオンシップが激戦に!

『MotoGP 第13戦 サンマリノGP』の決勝レースが9月13日、イタリア・ミサノサーキット行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケス選手が今季4勝目を挙げた。

2位にはモンスター・ヤマハ・Tech 3のブラドリー・スミス選手、3位にはEG 0.0 Marc VDSのスコット・レディング選手が入った。

#93 マルク・マルケス・#46 バレンティーノ・ロッシ/MotoGP 第13戦 サンマリノGP

決勝レース

レースウィーク初日と2日目は穏やかな好天と路面コンディションに恵まれ、日曜朝も陽射しが見えていたものの、日曜の午後になると陽がかげって怪しい雲行きになった。MotoGPクラスの決勝レースを前に、選手たちがピットアウトしてグリッドにつく頃には上空からわずかに雨がぱらつきかけたものの、路面を湿らすほどではなく、レースはドライコンディションでスタート。

しかし、数周もしないうちに雨脚が少しずつ強くなり、開始直後にフラッグトゥフラッグを示す白旗が掲げられた。マーシャルポストではレインフラッグも提示され、選手たちはウェット用タイヤを装着したマシンへ乗り換えるために続々とピットイン。だが、雨はほどなく上がり、路面も走行ラインが少しずつ乾き始めたために、選手たちは再びピットインしてスリックタイヤのマシンへと乗り換えた。

優勝したマルケス選手はレース序盤からホルヘ・ロレンソ選手(モビスター・ヤマハ MotoGP)、バレンティーノ・ロッシ選手(モビスター・ヤマハ MotoGP)の両選手とトップグループを構成したが、7周目終了時にピットインしてウェットタイヤを装着したマシンに交換。

MotoGP #99 ホルヘ・ロレンソ/第13戦 サンマリノGP

その後、18周目で再びピットインしてスリックタイヤのマシンに乗り換えた。20周目にはトップに立ち、全28周のレースを終えてトップでチェッカーフラッグを受けた時には、2番手の選手に7.288秒差を開いていた。難しい判断を迫られるこの微妙な状況下で、コンディションを的確に把握して絶妙のタイミングでマシンを乗り換えてゆき、最後は独走状態に持ち込んで見事勝利を掴んだ。

2位のブラドリー・スミス選手は、ウェットタイヤのマシンへ交換するピットインをせずに、最後までスリックタイヤで押し切る勇敢な判断が功を奏し、MotoGP自己ベストリザルトを達成。

3位のスコット・レディング選手は、レース序盤に転倒を喫したものの、ウェットタイヤのマシンからスリックタイヤのマシンに再び乗り換えてからは素晴らしい速さで順位をあげてゆき、MotoGP初表彰台を獲得した。

チャンピオンシップをリードするバレンティーノ・ロッシ選手は5位でフィニッシュ。11ポイントを加算して総獲得数を247点とした。ホルヘ・ロレンソ選手は転倒リタイアとなったためにノーポイント。両選手の得点差は、23ポイントになった。今回のレースで優勝したマルケス選手は25ポイントを加え、合計184点。ロレンソ選手に対して40ポイント差まで迫っている。

次戦の第14戦は、今季3回目のスペインで開催。同国内陸部のモーターランド・アラゴンで、9月25日(金)午前から1回目のフリー走行が始まる。

マルク・マルケス選手のコメント

「レース中にヤマハ勢の後ろについて走りながら、どんどん乾いていく路面でウェット用タイヤがどういう挙動を示すか確認していたんだ。ウェットタイヤが摩耗してバイクの挙動が大きくなってきたので、スリックタイヤに交換するタイミングだと判断した。新しい舗装は路面の色が黒いので、どこが濡れているのか見極めるのが難しかったけれども、乾いていくのは早かった。今回のレースは優勝を目指していたので、それを達成できて本当にうれしい」

#93 マルク・マルケス/MotoGP 第13戦 サンマリノGP

リザルト

(1)#93 マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

(2)#38 ブラドリー・スミス(モンスター・ヤマハ・Tech 3)

(3)#45 スコット・レディング(エストレッラ・ガリシア 0,0 Marc VDS)

(4)#76 ロリス・バズ(フォワードレーシング)

(5)#46 バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)

(6)#9 ダニロ・ペトルッチ(オクト・イオダ・レーシングチーム)

(7)#29 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ・チーム)

(8)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)

(9)#26 ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)

(10)#41 アレックス・エスパルガロ(チーム・スズキ・エクスター)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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