ヤマハ「MT-03/MT-25」を発売
ヤマハは、軽量コンパクトな水冷・直列2気筒エンジンを搭載する“MTシリーズ”「MT-03」と「MT-25」を10月10日より発売開始する。
「MT-03」、「MT-25」は、“大都会のチーター”をコンセプトに開発し、「MT-09」、「MT-07」など“MTシリーズ”共通のシャープで躍動感ある独創的なスタイリングに仕上げた。また、「YZF-R3/R25」をプラットフォームに「MT-03」は320cc、「MT-25」は250ccのエンジンを搭載した。
消費税込み価格は「MT-03」が556,200円、「MT-25」が523,800円としている。
なお、製造は同社のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing (YIMM)が行う。
主な特徴
1)高揚感あるフィーリングを生み出す軽量エンジン
エンジンは、水冷・直列2気筒・DOHC・4バルブ・FI(フューエルインジェクション)で、コンパクトな燃焼室内で混合気の縦渦(タンブル)を積極的に生成させ、素早い燃焼促進による優れた出力・トルク特性を引き出す。高精度で作動する直押し式の吸排気バルブ、強度に優れた浸炭コンロッド、低振動に貢献するアルミ製鍛造ピストンなどを投入している。排気系には2-1のエキゾーストパイプとショートマフラーを採用、車体中央下部に寄せてコンパクトに配置することで重量マスの集中を図っている。
2)軽量フレームとロングリアアーム
剛性バランスに優れた軽量ダイヤモンド型フレームを採用している。エンジン懸架4ヵ所のうち3ヵ所をリジッドとし、エンジンケースを車体の強度部材として機能させ軽量化に繋げた。左右非対称のリアアーム長は573mmとロング設計で、コーナーや加減速時においてはリアアームの対路面角度の変化率が少なく、駆動力が効率よくリアタイヤに伝わる。
3)市街地での機敏な走行に適したライディングポジション
市街地での機敏な走行性を支えるライディングポジションとした。やや幅広なバーハンドルは、高さや前後のポジションに加え、垂れ・絞り角など総合的検証を経てバランスさせ、自然な操舵フィーリング、機敏な走行性を支える。またネイキッドならではの前方の開放感が楽しむことができる。
4)俊敏な走りをイメージさせるヘッドライトとLEDポジションランプ
俊敏な走りを印象づける新デザインの1灯H4ヘッドライトをステアリングマウントにて装備した。ヘッドライト上部左右には、LEDポジションランプを設け、内側に導光体を配しているので灯火時はアイライン風のイルミネーションとなって輝き、存在感を強調している。
5)機敏さを印象づける燃料タンク&エアーシュラウドデザイン
ネイキッドらしさと凝縮感のある樹脂製タンクカバーを備える14L燃料タンクを採用。ニーグリップ部、タンク本体、ラジエターシュラウドの3つの部分がそれぞれ独立しながら、ひとつの塊となっており、アップライトなハンドルポジションとあいまって軽快感に貢献。また“MT”シリーズの特徴であるエアーインテークアイコンを採用した。
6)ボディの凝縮感を印象づけるアシストグリップ、その他
左右別体のアルミダイキャスト製アシストグリップを採用した。握り易さ、質感、そして凝縮感あるボディを印象づけている。また、コンパクトなアンダーカウル、“MTシリーズ”同形状のバックミラーなどが特徴だ。
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