autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース スーパーフォーミュラ第4戦、石浦が今季2度目のポール・トゥ・ウィン!【トヨタレポート】

自動車ニュース 2015/8/24 14:35

スーパーフォーミュラ第4戦、石浦が今季2度目のポール・トゥ・ウィン!【トヨタレポート】

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トヨタエンジンがトップ4を独占!

【ドライバー】石浦 宏明  【監督】立川 祐路/SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

8月22日(土)と23日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎで「スーパーフォーミュラの第4戦 ツインリンクもてぎ2&4レース」が開催され、石浦宏明選手がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。中嶋一貴選手は今季3度目の2位。3位にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手、4位にアンドレ・ロッテラー選手が続き、トヨタエンジンがトップ4を独占。レース前半3位を走行していた小林可夢偉選手はピット作業で大きく遅れ、追い上げていたファイナルラップに接触し、17位に終わった。

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

全7戦で戦われる2015年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎えた。昨年シャシー、エンジン共に一新した新世代スーパーフォーミュラとしての初年度を戦い、全7戦9レース中8レースを制したトヨタRI4Aエンジンは、2年目を迎えた今年も、開幕から3連勝を続けるなど好調さを示している。

昨年同様、今大会より後半戦へ向けて改良された新スペックエンジンが投入された。ハイスピード、ローダウンフォースだった前大会富士とは一転、テクニカルでハイダウンフォースなもてぎ、そしてそのままオートポリス、SUGOと同タイプのサーキットが続くため、後半戦を占う上でも重要な一戦となることが予想された。

昨年のもてぎ戦は、もてぎで過去6勝、表彰台8回と圧倒的な強さを見せてきた「マイスター」アンドレ・ロッテラー選手がF1出場のため欠場となり、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手がポール・トゥ・ウィンでもてぎ4勝目を挙げた。今年はこのもてぎを得意としている2人と、勢いに乗る石浦宏明選手、中嶋一貴選手、小林可夢偉選手らのバトルに注目が集まった。

予選

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

22日(土)午前中のフリー走行でセッティングを詰めた各車は、ノックアウト方式の予選Q1に臨んだ。空は雲が覆っているが路面はドライ。気温31度、路面温度34度というコンディションながら、湿度が高く非常に蒸し暑い中での予選となった。

■Q1

Q1(20分間)はセッション開始と共に全車コースインし、まず中古タイヤでタイムを出すことに。タイムを出した全車は、一旦ピットへ戻り、残り7分くらいから新品タイヤで再びコースへ。充分にタイヤを温め、残り3分あたりから各車アタックを開始、めまぐるしくタイムが塗り替えられ、順位が入れ替わっていった。

そんな中、アタックに入ろうとしたジェームス・ロシター選手が突然シフト系のトラブルに見舞われスローダウン。そのままピットへ戻り、このセッションは最下位となる。チームメイトのウィリアム・ブラー選手もタイムを伸ばせず、17番手。午前中のフリー走行でステアリング系のトラブルに見舞われ走行出来なかった中山雄一選手もセッティングを詰め切れず18番手でQ1敗退となった。

もてぎではあまり走行経験がなく、午前中のフリー走行でもタイムが伸び悩んだため、大きくセッティングを変更して予選に臨んだ小林選手が、Q1でトップタイムをマークした。

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

■Q2

Q2(7分間)開始時には太陽も顔を出し、路面温度も急上昇する中、僅差のアタック合戦が展開。オリベイラ選手、ロッテラー選手、中嶋一貴選手、小林選手らが0.1秒以内の僅差の上位争いを繰り広げる中、好調な石浦選手がファイナルラップにタイムを塗り替えトップに。

上位8台が0.25秒という僅差の予選となり、平川亮選手が10番手。やはり午前中のフリー走行でシフト系トラブルに見舞われ、終盤僅かな走行しか出来なかった国本雄資選手が12番手で無念のQ2敗退となった。

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

■Q3

Q3(7分間)では、ロッテラー選手とオリベイラ選手、アンドレア・カルダレッリ選手がスタート前からピットロードに車両を並べ、ロッテラー選手を先陣にコースイン。小林選手が最後にコースへ向かった。

まずロッテラー選手がトップタイムをマークするが、その直後にオリベイラ選手がこれを塗り替えトップへ。中嶋一貴選手は最終コーナーで僅かに挙動を乱したものの、この時点での2番手タイムをマーク。

セッション終盤に入るとホンダ勢の野尻智紀選手がこれまでのタイムを大きく上回る1分32秒台に。しかし、ここで好調石浦選手が野尻選手のタイムを100分の2秒上回る驚速のタイムでコースレコードを更新。

その後は小林選手がオリベイラ選手のタイムを上回り32秒台に入れたものの、上位2台には届かず。石浦選手が第2戦岡山に続き今季2度目となるポールポジションを獲得した。

小林選手が3番手、オリベイラ選手4番手、中嶋一貴選手5番手、カルダレッリ選手6番手、ロッテラー選手は7番手から明日の決勝に臨むこととなった。

決勝

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

23日(日)、雲に覆われた決勝日のもてぎは、併催のF3レースが終了した昼過ぎから雨が降り始め、路面は一気にウェットに。しかしその後雨は止み、スーパーフォーミュラのウォームアップ走行が始まる頃には、ライン上は乾き始めるという微妙なコンディションとなった。全車スリックタイヤを装着、併催レースの遅延により、予定よりも5分遅れた午後3時5分に決勝レース(52周)のフォーメーションラップがスタートした。

レーシングライン上のため、やや乾いている予選奇数グリッドのポールポジション石浦選手、3番手小林選手、5番手中嶋一貴選手の3台は好スタート。中でも中嶋一貴選手は第1コーナー進入でアウトへとラインを振り、前の小林選手に並びかけると、立ち上がりで先行。石浦選手、中嶋一貴選手、小林選手、オリベイラ選手の順のレース序盤戦となった。

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

首位を行く石浦選手は、2位の中嶋一貴選手との差をじりじりと広げて独走状態に。その差は9周目には4秒まで広がった。

11周目終了時、4位と6位を走行しながらも、前走車に詰まる形となっていたオリベイラ選手とロッテラー選手が早くもピットイン。給油と共にオリベイラ選手はタイヤを4本、ロッテラー選手はリアの2本のみ交換し、オリベイラ選手が前でコースへと復帰した。

その後、続々と後続勢がピットへ向かうが、石浦選手、中嶋一貴選手、小林選手のトップ3台はレース折り返しを過ぎてもピットを引っ張り、32周目終了時にようやく小林選手がピットへ。

しかし、ここで小林選手はピット作業で、右リアタイヤのロックナットを締める際にミスがあり、20秒近い大きなタイムロス。11位へと後退。小林選手は、交換したタイヤが温まりきる前のアウトラップでもライバルにかわされ、更に順位を落とすことに。

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

中嶋一貴選手は34周終了、そして首位の石浦選手は最後まで引っ張って36周終了時点でピットイン。共に給油とタイヤを4本交換し、1位、2位を維持してコースに復帰。全車がピットを終えた時点で、首位石浦選手と2位中嶋一貴選手との差は約7秒。そこから6秒離れて3位オリベイラ選手、早めのピット作戦が効を奏したロッテラー選手が更に6秒離れての4位と、トヨタ勢がトップ4を占めての後半戦となった。

上位勢が大きな間隔を空けての走行となる一方、後方グループは各所で接近戦が展開。7位の平川選手、11位に落ちた小林選手は、ハイペースで前走車を追い、テール・トゥ・ノーズでのバトルを繰り広げた。

上位勢では、石浦選手と中嶋一貴選手がファステストラップを塗り替え合いながらの、ハイペースで周回。残り10周を切ると、中嶋一貴選手が猛プッシュを開始。更にファステストラップを更新しながら、首位石浦選手との差をじりじりと詰めて行った。

SUPER FORMULA 2015年 第4戦 もてぎ

中嶋一貴選手の猛追に気付いた石浦選手もペースアップ。負けじと追い上げる中嶋選手は、残り2周で3秒まで差を詰め、更にプッシュを続けたが、序盤に築いたマージンもあり、石浦選手が、最後は1.7秒差で逃げ切り、トップチェッカー。第2戦岡山に続き、ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。

中嶋選手は今季出場した3戦で3度目となる2位表彰台。3位にオリベイラ選手で、前戦富士と順位は異なるものの同じ3人が連続表彰台に。4位にロッテラー選手が続き、トヨタエンジンはトップ4を独占することとなった。

順位を落としながらも最後まで猛追を続け、ファンを湧かせた小林選手は、ファイナルラップにアタックを仕掛けたが接触し、痛恨のスピン。グラベルに捕まり、レースを終えることとなってしまった(17位完走扱い)。

今大会の結果、2勝目を挙げた石浦選手は、ドライバーズタイトル争いで2位のオリベイラ選手に7ポイントとその差を広げた。しかし、中嶋一貴選手、オリベイラ選手、ロッテラー選手も着実にポイントを稼いでおり、残り3戦、4レースでのタイトル争いはまだまだ全く行方の分からない激戦となっている。

リザルト

(1)#38 石浦宏明 (P.MU/CERUMO・INGING)

(2)#1 中嶋一貴 (PETRONAS TEAM TOM’S)

(3)#19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ (LENOVO TEAM IMPUL)

(4)#2 アンドレ・ロッテラー (PETRONAS TEAM TOM’S)

(5)#64 中嶋大祐 (NAKAJIMA RACING)

(6)#40 野尻智紀 (DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

(7)#7 平川亮 (KYGNUS SUNOCO Team LeMans)

(8)#16 山本尚貴 (DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

(9)#41 ナレイン・カーティケヤン

(10)#11 伊沢拓也 (REAL RACING)

(11)#20 アンドレア・カルダレッリ (LENOVO TEAM IMPUL)

(12)#3 ジェームス・ロシター (KONDO RACING)

(13)#4 ウィリアム・ブラー (KONDO RACING)

(14)#34 小暮卓史 (DRAGO CORSE)

(15)#65 ベルトラン・バゲット (NAKAJIMA RACING)

(16)#18 中山雄一 (KCMG)

(17)#8 小林可夢偉 (KYGNUS SUNOCO Team LeMans)

(18)#39 国本雄資 (P.MU/CERUMO・INGING)

(-)#10 塚越広大 (REAL RACING)

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