【MotoGP 第10戦】ヤマハ、ロレンソ&ロッシが今季6度目のダブル・ポディウム
8月9日に行われたMotoGP 第10戦インディアナポリスGP決勝戦において、Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシが、それぞれ2位と3位を獲得し、今季6度目のダブル・ポ ディウムを達成した。
一方のロッシは、予選8位からのスタート。順位をふたつ上げて最初のコーナーへ進入すると、1周目を終えるまでにさらに1台をパスして、5位でラインを通過した。その後まもなくA・イアンノーネ(ドゥカティ)をパス。さらにD・ペドロサ(ホンダ)を追ってゆく。
ただひとり1分32秒台で周回するロッシは、7ラップ後にはペドロサのテールに迫り、激しいバトルを展開。第2コーナー進入でついにペドロサをとらえて3位に浮上した。
しかしふたりの戦いはここからが始まり。さらに順位を上げたいロッシに対し、ペドロサも懸命の追撃を続け、ふたりのバトルが再び激化した。結果的にトップ争いからは離されたが、ロッシは表彰台の最後のスポットをコンマ1秒差で死守。トップとの差は5.966秒だった。
シリーズポイントでは、ロッシが合計195ポイントで依然としてトップをキープ。2位獲得で20ポイントを加算したロレンソは、合計186ポイントに伸ばして9ポイント差に迫っている。
また、Monster Yamaha Tech 3のB・スミスが6位を獲得。セカンドロウの最後のポジションからスタートしたスミスは、オープニングラップを7位で終了。2ラップ目にはチームメイトのP・エスパルガロをパスし、ハイペースで逃げ切りを図り前方を行くドゥカティ・ファクトリーのイアンノーネを追った。
10ラップを走り終えて依然、6位をキープしていたスミスは、ここからさらにペースを上げて23ラップ目でベストラップを記録。そのまま最後までイアンノーネを追い続け、コンマ2秒差まで迫ってサテライト勢トップの6位でチェッカーを受けた。
一方のエスパルガロも7位獲得と健闘。グリッド4列目から絶好のスタートで飛び出し、1周目を終える時点で6位まで浮上。その後、スミスと何度か順位を入れ替えたあと7位へ後退した。
挽回を図るエスパルガロは10ラップ目にコーナーではらみ、その間に後方から追ってきたC・クラッチロー(ホンダ)に先行を許してしまう。
遅れまいと懸命についていき、クラッチローと激しく競り合うこととなったが、14ラップ目で抜き返して再び7位に浮上した。
ふたりはその後も何度も順位を入れ替えるバトルを展開。8位に後退していたエスパルガロは残り2ラップでクラッチローのインへ飛び込み、7位を奪い返してチェッカーを受けた。
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