フェラーリ由来のV6エンジンにFR、新生アルファ ロメオの第1弾!「ジュリア」初公開

Alfa Romeo Giulia(アルファ ロメオ ジュリア)

FCAはアルファ ロメオ「Giulia(ジュリア)」をイタリア・アレーゼのアルファ ロメオ歴史博物館において世界初公開した。伝統に忠実でありながら新しいパラダイムを体現している新モデルである。

伝統のQuadrifoglioバッジを着けた最上位モデルのジュリアは、アルファ ロメオの創立105周年目を祝う特別なイベントでお披露目となった。

日本導入も予定されているが、時期など詳細は未定としている。

一目で分かるイタリアデザイン、超高度かつ革新的なエンジン、50/50の完璧な重量配分、独自の技術的ソリューション、および最高のパワーウェイトレシオ、これら5つの要素がアルファ ロメオを作り上げており、どれ1つとして欠くことができない。

ジュリアのシートに座るだけで、ドライバーを中心として作られた、感情をかき立てると共に息を吞むドライビング体験を約束する新たな次元に入ったような感覚に包まれる。繊細なステアリング、応答性の高いアクセル、迅速に反応するシフトとブレーキがこの感覚に貢献している。また後輪/四輪駆動はアルファ ロメオの真のルーツの証であり、優れた性能とドライビングの楽しさを生み出す技術的ソリューションでもあるのだ。

アルファ ロメオではこれらすべてが「meccanica delle emozioni(感情を持った機械)」という言葉に集約されている。

「Giulietta Sprint」を思い起こさせる「涙滴型」

プロポーションはクルマ全体の技術的アーキテクチャがその基盤であり、アルファ ロメオの場合、0/50の重量配分と後輪駆動が主な要素となっている。

完璧な重量配分を得るため、エンジンと機械部分は2本の車軸の間に置かれている。これによって「ジュリア」は非常に短いオーバーハング、長いボンネットとフロントウィング、駆動輪上に収められた後方寄りのパッセンジャー コンパートメント、およびパワーが道路に伝えられるポイントを視覚的に示す力強いリアウィングを得ている。

これらすべてから、このカテゴリーでは最長、ただし最もコンパクトな車体のひとつに収められた非常に長いホイールベースとなっている。

また、丸みを帯びた角の部分と覆い隠されたピラーが与える効果により、かつて作られた中で最も美しいクルマのひとつ「Giulietta Sprint」を思い起こさせる「涙滴型」のプロファイルが作られている。

Alfa Romeo Giulia(アルファ ロメオ ジュリア)

ドライバー目線に設計されたインテリア

インテリアでは、あらゆるドライブスタイルに適合するよう設計された小型のステアリング上にまとめられたコントロール類など、すべての要素がクリーンであり、不可欠であり、またドライバーを中心に組み立てられている。

さらに、ドライバー位置は、斜めのトンネルを持つファブリック、わずかに波状になったダッシュボード、および巧みに配置された機器類などによって「切り出され」、手作業による細かな配慮と最高の素材によって作られたテイラーメイドのスーツのような印象を与える。

素材であるカーボンファイバー、木材、およびファブリックは視覚と触覚両方の快適さを目的として選ばれ、また人の手で作られたことが目に見えるよう組み立てられている。

フェラーリ出身のエンジニアによりチューニングされた新エンジン

Quadrifoglioバージョンにはアルファ ロメオの新しいベンチマークとなる、技術と性能の両方の面で独自のエンジンが開発された。

フェラーリ出身のエンジニアによりチューニングされたこの6気筒のターボ付きガソリンエンジンは510馬力の出力に加え、0-100km/hの加速をわずか3.9秒で達成する驚異的なパフォーマンスを実現している。

センセーショナルなパワーとトルクにもかかわらず、この新しいエンジンは驚くほどの燃費の良さを達成し、また電子制御による気筒休止システムも備えている。

すべての次世代ガソリンおよびディーゼルエンジンと同様に、この6気筒エンジンも重量、特に前車軸の荷重を減らすためすべてアルミで作られ、またアルファ ロメオ独自のサウンドを生み出す。

Alfa Romeo Giulia(アルファ ロメオ ジュリア)

革新的な独自のテクノロジー

リアデフがそれぞれの車輪へのトルク配分を個別に制御することのできるダブルクラッチを使用したTorque Vectoringを採用。これにより大きなグリップが得られない状況も含め、道路へのパワー伝達が改善される。したがってドライビングに介入する安定制御システムに頼ることなく、楽しく安全なドライビングが可能だ。

ジュリアに導入された安定性制御と従来のサーボブレーキを組み合わせてブレーキへの瞬時の応答を実現する、画期的な電気機械式システムであるIntegrated Brake Systemは、極めて重要な重量最適化と共に過去最高水準の制動距離を達成。

優れたCx値と共に、コーナーでの完璧なバランスとダウンフォースを実現するため、ジュリアにはダウンフォースを能動的に制御することによってパフォーマンスを高め、高速時においてもグリップを改善するフロント用のActive Aero Splitterが装備されている。

この超高度なシステムはすべて、パフォーマンス最適化とドライブの楽しさをそれぞれ制御する、車載電子系の「頭脳」であるChassis Domain Controlによって管理。

ジュリアには、Dynamic、Natural、Advanced Efficient(アルファ ロメオに初めて導入された省エネモード)、およびRacing(ハイパフォーマンスのバージョンに搭載)を選択できる、クルマの動的挙動を変えるAlfa DNAシステムが導入されている。

最高のパワーウェイトレシオ

卓越したパワーウェイトレシオ(3kg/hp未満の低さ)を得るため、ジュリアは優れたエンジン性能と車両全体にわたる超軽量素材使用を組み合わせている。

たとえばプロペラシャフト、ボンネット、およびルーフには炭素繊維が、エンジン、ブレーキ、サスペンション(フロントドームとフロントおよびリアフレームを含む)、ドアやウィングなど他の多くのコンポーネントにはアルミが採用されている。

さらにリアのクロスメンバーはアルミ複合材とプラスチックから作られている。総重量軽減のため、ブレーキシステムにはアルミ製部品とカーボンセラミックが、またシートの構造フレームには炭素繊維が使用された。

これらすべての重量最適化にもかかわらずジュリアはクラス最高のねじれ剛性を持ち、長期にわたる品質維持、音響面での快適性、および極端な負荷条件下であっても優れたハンドリングを実現している。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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