カワサキ、ミドルサイズのクルーザーモデル「VULCAN S」を発売

カワサキ 「VULCAN S」

川崎重工は、ミドルサイズのクルーザーモデル「VULCAN S」を6月15日より発売開始する。

「VULCAN S」は、北米市場でロングセラーの大排気量クルーザー「VULCAN」シリーズに加わった、ミドルサイズのニューモデルである。経験豊富なライダーはもとより、初心者や女性、小柄な体格の方まで幅広いユーザー層を対象とし、扱いやすさを重視した設計としている。

スムーズかつ豊かなトルクを発生させる水冷4ストローク並列2気筒エンジン(649cm3)を搭載し、市街地での発進時や低速走行時の扱いやすさを実現。また、リンク式モノショックと前18/後17インチホイールが生み出す、快適でスポーティなハンドリングも特長である。エクステリアには、逆三角形のヘッドライトなど斬新なデザインを各所に取り入れ、オリジナリティ溢れるスタイリングとした。

「VULCAN S」は、高めのハンドルと低いシート高によるリラックスしたライディングポジションが特長だが、さらにハンドル・シートの交換やステップ位置の調整が可能なシステム「ERGO-FIT(エルゴフィット)」を初採用し、様々な体格のライダーにフィットさせることが可能だ。今回新発売する国内仕様では、あらかじめ日本のライダーに合わせた設定としている。

価格は「VULCAN S」が770,040円(消費税込)、「VULCAN S ABS」が820,800円(消費税込)。

主な特徴

■ エンジン関係

・水冷4ストローク並列2気筒DOHC8バルブエンジン(649cm3)を採用。低中速回転域でスムーズかつ豊かなトルクを発生させ、市街地での発進時や低速走行時の扱いやすさを実現している。また、180度クランク形式の特性でもある、高速回転域でのパワフルな吹け上がりも特長だ。

・2気筒を並列にレイアウトすることでエンジン前後長を抑え、軽量化とコンパクト化を達成。シリンダーを前傾させるとともに、セミドライサンプ形式とすることで全高も抑えた。車体設計の自由度が高まり、最適なライディングポジションとすることが可能となった。

・吸気量を最適化するデュアルスロットルバルブを装備し、優れたスロットルレスポンスとスムーズな出力特性を実現。フューエルインジェクションシステムと組み合わせ燃焼効率を高めることで、パフォーマンスと燃費性能を向上させている。

・緩やかな曲線を描くエキゾーストパイプとエンジン下に配置されたストーレート形状のサイレンサーが、クルーザーモデルらしい低重心なルックスを実現。三元触媒を採用し、高い環境性能と優れたパフォーマンスを両立している。

■ 車体関係

・高めのハンドルバーと低いシートの組み合わせが、リラックスできる快適なライディングポジションを実現。タウンユースはもちろん、ロングツーリングにも適している。スチールパイプを組み合わせたペリメターフレームを採用しているほか、エンジンを抱え込むようなサイドビームも備えている。一般的なクルーザーモデルと異なり、あえてフレームを強調する力強いデザインとした。

・リアサスペンションには、ハイグレードなリンク式モノショック(プリロード調整機構付き)を採用し、優れた衝撃吸収性による快適な乗り心地と、スポーティなハンドリングを両立させた。

・オリジナルデザインのスタイリッシュなホイールを採用。一般的なクルーザーモデルとは異なり、前18インチ/後17インチというスポーツモデルに近いホイールサイズとすることで、軽快でニュートラルなハンドリングを実現。

・クルーザーモデル伝統の流麗かつ力強いロー&ロングフォルムでありながら、逆三角形のヘッドランプなど斬新なデザインを各所に取り入れることで、オリジナリティ溢れるスタイリングとしている。

■ 装備関係

・視認性に優れた大型アナログタコメーターとマルチファンクションLCDを組み合わせた、新型メーターを採用。LCDパネルには、スピードメーター、オドメーター、デュアルトリップメーターをはじめ多彩な機能を搭載。また、エコノミカルライディングインジケーターを装備することで、燃費・効率の良い運転を可能とする。

・様々な体格のライダーに合わせてライディングポジションを変更することができる、「ERGO-FIT(エルゴフィット)」を採用。ハンドルは2種類、シートは3種類からの選択、ステップは3ヵ所の位置変更が可能で、これらの組み合わせにより合計18種類ものポジション設定が可能となった(別途部品購入が必要)。

主要諸元

全長×全幅×全高:2,310×855×1,090mm/軸間距離:1,575mm/最低地上高:130mm/シート高:705mm/エンジン形式/弁方式:水冷4ストローク並列2気筒/DOHC8バルブ/総排気量:649cm3/最高出力:45kW (61PS)/7,500rpm/最大トルク:63N・m(6.4kgf・m)/6,600rpm

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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