日産、コンパクトハッチのコンセプトカー「スウェイ」を出展【ジュネーブショー2015】

早くも次期「日産 ノート」「マーチ」のデザインコンセプトか

日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]
日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

日産は3月3日に開幕したスイス・ジュネーブショーで、コンパクトハッチバックのコンセプトカー「スウェイ」を世界で初めて公開した。

日産 スウェイは、コンセプトカーといいながらも、近い将来の市販化も予感させるモデルだ。気が早いようだが、2012年に登場したコンパクトハッチバック「日産 ノート」や、2010年デビューの「マーチ」等の後継モデルを予感させる。

スウェイのボディサイズは全長x全幅x全高が4,010x1,780x1,385mm。ホイールベースは2,570mm。現行 ノートが4,100x1,695x1,525mm、ホイールベースが2,600mm(日本仕様)で、スウェイのほうがやや幅広くやや低い。なお搭載されるパワートレイン等の情報は明かされていない。

日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]
日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

スウェイは日産が欧州ハッチバック市場に新たな方向性を提案するコンセプトカー。欧州で人気を集めるクロスオーバーモデル「キャシュカイ」(日本未発売)や「ジューク」で培った日産の斬新な発想を、コンパクトハッチバックセグメントに初めて採用し、デザインにおいても欧州市場向けにエモーショナルで先進的、かつ、ワクワク感を与えるものになっている、と日産では説明する。

外観には、「Vモーション」モチーフを施したグリルとそこから始まる力強くかつ魅惑的なキャラクターライン、フローティングルーフ、ブーメラン型ヘッドランプなど、最新の日産デザインの特徴的な要素を取り入れた。フロントのブーメラン型ヘッドランプには、ランプの形状自体にVラインの要素を取り入れることで、鋭い目のような印象を作り上げる一方、リアランプにも同様の要素を取り入れることにより、車体を切り抜く様な印象的な形状に仕上げた。

日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]
日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

フローティングルーフには、パノラマグラスルーフを採用することにより、クルマの中では広々とした解放感を味わえる上、外からはエレガントかつシンプルなインテリアを眺めることができる。ルーフを囲うコの字型のフレームはルーフサイドから後部まで続き、フレームにボディカラーと対照的な力強いオレンジを配色することで、構造をより際立たせた。また、ルーフ中央には特徴的なX型の構造を取り入れることで、更に剛性を高める一方、ドアは観音開き仕様を採用し、乗降性を高めた。

日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]
日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

インテリアデザインでは、2013年東京モーターショーで初披露した「IDx」コンセプトカーで採用した、洗練されたシンプルさが特徴の「グライディングウィング」形状のダッシュボードを進化させた。ドアノブは、アルミ構造材の一部としてデザインし、ステアリングホイールにはアルミを採用。シンプルなインテリアを実現するために多くの機能を集約した大型の台形型タブレットはダッシュボードの中央に取り付けており、運転席側からも助手席側からも見やすく、そして使いやすくなっている。

日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

軽量化したシートは、アルミニウムに、高級なスエード調生地を採用し、高級ハンドバッグなどで用いられている縫い付け手法を取り入れた。 また、パールのような光沢感のある素材でアクセントを加えて、プレミアム感を演出する。

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日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]
日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

エクステリアカラーでは、光の下で見えるかすかなブルーを含んだ「Bluish Dawn Grey」と、対照的なオレンジを調和させることで、ヨーロッパの街並みの中で美しく際立つ配色とした。インテリアには、エクステリアと呼応する様に、深いブルーとそれに対照的なアイボリーとオレンジを組み合わせることで、クルマに一体感を与える。

日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]
日産 コンセプトカー「スウェイ」[ジュネーブショー2015出展・参考出品車]

日産の専務執行役員、チーフ・クリエイティブオフィサー 中村史郎氏は、「挑戦を続けていくことは、日産の文化といえます。この新しいコンセプトカーは、日産のコンパクトハッチバックの新しい提案です。私たちは、この『スウェイ』が、『キャシュカイ』や『ジューク』のように、斬新で、個性的、そして魅力的なものを提案することで、日産の挑戦する文化を継承していくと考えています。」とコメントした。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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