ホンダ、原付二種スクーター「Dio110」をフルモデルチェンジ
ホンダは、軽快な走りとスタイリッシュなエクステリアなどで好評を得ている原付二種スクーター「Dio110」をフルモデルチェンジし、3月6日(金)に発売開始する。価格は228,960円(消費税込)。
今回のフルモデルチェンジでは、使い勝手と燃費性能のさらなる向上と、より上質感のあるスタイリングを追求した。
エンジンはオフセットシリンダーの採用や、各部に低フリクション技術を採り入れた、空冷・4ストローク・OHC単気筒の「eSP(イーエスピー)」を搭載することで、57.9km/L(60km/h定地走行テスト値)という優れた燃費性能を実現。また、燃焼効率の向上により、最高出力値は従来モデルに対し約6%向上させた6.6kWを実現するなど、優れた燃費性能と力強い走りを両立している。なお、停車時の燃料消費、騒音、排出ガスを抑止するアイドリングストップシステムを新たに採用した。
車体・足回りはフレームを新開発し、従来モデルに対して車両重量を3kg軽量化。また、ゆとりある走行に寄与する大径14インチタイヤを継承している。
スタイリングは、「スタンダードでありながら上質を兼ね備えた洗練のカタチ」をデザインテーマに掲げ、流麗かつ立体的な面構成とし、ボディカラーは街で映える4種類のカラーバリエーションを設定した。
▼主な特徴
原付二種スクータークラストップの燃費性能を発揮する新開発エンジンeSP
さらなる燃費性能の向上を目指し、エンジンの低フリクション化を徹底的に追求した。オフセットシリンダーの採用に加え、ロッカーアームのローラー部を小径化し、ミッション内部の軸受けに低フリクションベアリングを採用。さらに、燃焼効率の向上を目指して、吸気ポートの形状変更や高い着火性能のニッケルスパークプラグの採用なども行い、57.9km/L(60km/h定地走行テスト値)という優れた燃費性能を実現している。
また、最高出力値、最大トルク値の向上も図った。最高出力値は、従来モデルの6.2kWから6.6kWに向上させながら、発生回転数を、8,250rpmから7,500rpmへと低く設定することで、低・中速を多用する市街地走行においてきびきびした走りを実現している。
エンジンを始動させるスターターモーターと発電のためのACG(交流発電機)を一体化させた「ACGスターター」を新たに採用することで、静かなエンジン始動音にするとともに、アイドリングストップシステムによるエンジンの停止と始動を繰り返す際にも、スムーズな発進を可能とした。
また、アイドリングストップシステムには、エンジン始動時のバッテリー電圧を検知するシステムを採用し、バッテリー電圧が低下している場合は、アイドリングストップ機能を停止して、バッテリー上がりの抑止に貢献します。
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