スズキ、新型クロスオーバー「SX4 S-CROSS」を発表 ~ハンガリーからの輸入モデル~
新4WDシステム「ALLGRIP(オールグリップ)」を採用
スズキは、クロスオーバータイプの小型乗用車、新型「SX4 S-CROSS」(エスエックスフォー エス クロス)を2月19日より発売する。SX4 S-CROSSの生産はハンガリーの製造子会社「マジャールスズキ社」。つまり輸入車の扱いとなる。ガソリン1.6リッターDOHCエンジンを搭載し、価格はFFモデルが2,041,200円、4WDモデルが2,257,200円[共に消費税込み]。販売目標台数は年間600台と控えめだ。
アクティブな走りを予感させるデザイン、広い居住空間としっかり積める荷室スペースを備えたパッケージング、力強い加速性能と燃費性能を両立したパワートレイン、しなやかな走りを実現する足まわりなどを特長とする。さらに4WD車には、スズキ独自の新しい4WDシステム「ALLGRIP(オールグリップ)」を採用した。なお新型「SX4 S-CROSS」は、既に2013年8月よりハンガリー・マジャールスズキ社で生産を開始。欧州をはじめ、中南米、大洋州、アフリカ等へ輸出されている。また、中国の「重慶長安鈴木汽車有限公司」でも2013年12月より生産が開始するなど、スズキの戦略的グローバルモデルであることがわかる。
(1)力強く上質なデザインのクロスオーバースタイル
■エクステリア
堂々としたダイナミックなフロントデザイン。/精悍なデザインのディスチャージヘッドランプ。ポジションランプにはLEDを使用。/SUVらしさを演出するフェンダーアーチモール及びフロント/サイド/リヤのシルバーアンダーガーニッシュ。/切削加工とブラック塗装を施した17インチアルミホイール。/車体色は、新色「クリスタルライムメタリック」と「クールホワイトパール」をはじめ、全4色を設定。
■インテリア
一体感のあるダイナミックな動きを表現したインストルメントパネル。ソフトパッドの使用やシルバー加飾により上質感も追求。/上下調整(チルト機能)、前後調整(テレスコピック機能)を備えたステアリング。/視認性が高く機能的なメーター。メーターパネルの中央には平均燃費や平均車速などを表示するマルチインフォメーションディスプレイを配置。/運転席と助手席それぞれの温度設定が可能な左右独立温度調節機能付フルオートエアコンを採用。/座面だけでなく背面も温めることができる2段階温度調節機能付運転席・助手席シートヒーターを採用。(4WD車)
(2)広い居住空間と荷物をしっかり積める荷室スペース
■パッケージング
1,995mmの室内長と814mmの前後乗員間距離により、広い居住空間と余裕のある後部座席スペースを実現。/フロントドアおよびリヤドアの足もと開口部、リヤドアの腰部と頭部開口部にゆとりを持たせ、よりスムーズな乗り降りを可能とした。/ドアミラーの取付位置をボディードア側に設置するとともに、Aピラーまわりの形状を工夫し、良好な視界を確保した。
■ラゲッジスペース
ゆとりある広い居住空間を確保しながら、5人乗車時でも420L※1の大容量ラゲッジスペースを実現。/6:4分割可倒式のリヤシートと上段と下段に装着できるラゲッジボードによって、多彩なアレンジを可能とした。/ラゲッジルームランプやアクセサリーソケット、ラゲッジフックなど便利な装備を充実させた。
※1 荷室容量はVDA(ドイツ自動車工業会)の定めたトランク容量測定値。数値はラゲッジボード装着時。
■収納スペース
フロントオーバーヘッドコンソールやインパネポケット、コンソールボックスなど、使いやすく豊富な収納スペースを設定した。
(3)優れた走破性、走行安定性を実現する「ALLGRIP」(4WD車)
電子制御4WDシステム、4モード走行切替機能、車両運動協調制御システムの、3つのテクノロジーからなるスズキ独自の新しい4WDシステム「ALLGRIP」を採用した。
■電子制御4WDシステム
アクセルセンサー、操舵角センサー、車速センサーなどからの情報をもとに、車両の挙動変化後の対応だけでなく、挙動変化を予測し、車両が不安定になる前に対処するフィードフォワード制御を行うことで優れた走行性能を実現。
■4モード走行切替機能
AUTO、SPORT、SNOW、LOCKの4つのモードを選ぶことで、さまざまな走行シーンにおいて、優れた走破性と走行安定性を実現。
■車両運動協調制御システム
操舵角センサーやヨーレイトセンサーなどによって総合的に走行状態を監視し、4WD制御とステアリングを協調して制御することで、横滑り傾向を抑える。
(4)力強くしなやかな走りと優れた燃費性能
車両の軽量化に加え、力強い加速性能を発揮する1.6Lエンジンや副変速機構付CVTの採用、ハンドリング性能を追求したサスペンションにより、力強くしなやかな走りを実現。/パワートレインの高効率化や、空力性能の向上などにより2WD車は18.2km/L、4WD車は17.2km/Lの燃費性能を達成した。
■50kg※2の軽量化
車両サイズを大きくしながらも、エンジン、サスペンション各部品、内装部品の見直しをはじめ、ボディーに高張力鋼板を多用するなど剛性を上げ、50kg※2の軽量化を達成。
※2 SX4 2WD車比較
■加速性能と燃費性能を両立するパワートレイン
高出力、高トルクでありながら燃費性能を高めた1.6L DOHC VVTエンジンと副変速機構付CVTを搭載。さらに、7速マニュアルモード付パドルシフトを備えた。
■操縦安定性と乗り心地を高次元で両立するサスペンション
フロントに横剛性を高めたサスペンションフレームを採用するなど操縦安定性を向上。軽量化と高剛性化を両立したリヤトーションビームを採用し、ロールを抑え、コーナリング時の安定感を向上。
■安全性能・快適な装備
全方向からの衝撃を効率よく吸収・分散する、軽量衝撃吸収ボディー[TECT]を採用。/スリップや横滑りを抑えるESPを標準装備。/オートライトに加え、雨滴を感知し、ワイパーを自動的にON/OFFする雨滴感知オートワイパーを採用。/長距離ドライブも快適なクルーズコントロールシステムを装備。
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