日産、「フーガ」をビッグマイナーチェンジ ~「スカイライン」に続きインフィニティバッチを装着~

「エマージェンシーブレーキ」をはじめとする最先端の全方位運転支援システムを採用

日産フーガ
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日産は「フーガ」をビッグマイナーチェンジし、2月13日より発売開始した。価格は4,104,000円(消費税込)~6,745,680円(消費税込)としている。

2009年に発売された2代目「フーガ」は、数々の先進技術や躍動感のある美しいデザイン、広く快適な室内空間が好評を得ており、海外では「インフィニティQ70」の名称で高性能・高品質なプレミアムセダンとして販売されている。

今回のビッグマイナーチェンジでは、エクステリアを一新するとともに、世界最高レベルの安全性能を実現するなど、装備面も強化。歴代の中で最もラグジュアリーでダイナミックなモデルへと進化した。プレミアムセダンとして、ユーザーの感性に訴えかけるデザイン、先進技術、性能をもって、先に発売された「スカイライン」と併せ、高級車の新たなベンチマークとなる。

そして、それらを支えているのは日産が世界に誇る高級車「インフィニティ」の開発で培われた高い技術力、デザインの知見である。今回その証として、車両にはインフィニティバッチが装着された。

フロントもリアも一新され、高級感と躍動感が演出されたエクステリア

日産フーガ

エクステリアデザインは、フロントとリアのデザインを一新し、プレミアムセダンの高級感とスポーティな躍動感を高次元でバランスさせ、その存在感を際立たせた。

フロントは、特徴的なシグネチャーを持つ新形状のLEDポジショニングランプを備えたLEDヘッドランプと、立体感とシャープさを際立たせたフロントグリルでプレミアム感と精悍さを表現した。グリルパターンには緻密感を感じさせるウェーブメッシュパターンを採用。また、クロームの縁取りをあしらったLEDフォグランプとLEDターンランプを組み込んだ新形状のバンパーデザインが高級感と共に躍動感を演出している。

リアデザインは、ヘッドランプと同じく特徴的なシグネチャーを用いた質感の高いLEDリアコンビネーションランプ、新形状のリアトランクリッドとリアバンパーにより、ワイド感と安定感を表現したプレミアムカーにふさわしいデザインとなっている。

この他、周囲からの視認性を向上したサイドターンランプ内蔵のドアミラー、新デザインの18インチアルミホイールを採用。また、スポーツグレード「370GT Type S」は、ワイド&ローのプロポーションを際立たせる専用エアロバンパーによって、よりダイナミックでスポーティなデザインに進化した。

ボディカラーは、プレミアムブラウン、ダークメタルグレー、ダークブルーの3色の新色を含む全7色を設定。

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快適性を実現したVIP仕様インテリア

さらに、乗り心地や静粛性も向上させ、プレミアムセダンにふさわしい快適性を実現した。VIP仕様のリアシートはホールド性を高めたシート形状とすることで、座り心地を向上させている。

日産フーガ
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「アラウンドビューモニター」を全グレードに標準装備

また、全方位運転支援システムとして、スカイラインに世界で初めて採用したPFCW(前方衝突予測警報)をはじめ、約60km/hでも衝突回避が可能な「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)等、最先端の安全装備を前方、側方、後方すべてに採用することにより、全方向で“ぶつからないクルマ”を目指した。今回、「MOD〔移動物検知〕」機能を追加した「アラウンドビューモニター」は全グレードに標準装備となった。

▼「フーガ」の仕様・装備の主な変更点

エクステリアデザインの一新

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・立体感とシャープさを際立たせたフロントグリルにウェーブメッシュパターンを採用

・LEDポジショニングランプ

・LEDヘッドランプ

・ヘッドランプと同じく特徴的なシグネチャーを用いた質感の高いLEDリアコンビネーションランプ

・周囲からの視認性を向上したサイドターンランプ内蔵電動格納式リモコンカラードドアミラー

・新デザインの18インチアルミホイール

・クロームの縁取りをあしらったLEDターンランプとLEDフォグランプを組み込んだ

・新形状フロントバンパー 新形状トランクリッド

・新形状リアバンパー

・ワイド&ローのプロポーションを際立たせる専用エアロバンパー(「370GT Type S」)

・プレミアムブラウン、ダークメタルグレー、ダークブルーの新色3色を含む全7色をボディカラーに設定

全方位運転支援システム

(アラウンドビューモニター以外は、「250GT A Package」「370GT FOUR A Package」「HYBRID A Package」を除く全車に標準装備)

・PFCW(前方衝突予測警報) 2台前の車両の動きを検知し、前方車両の急な減速を予測する。自車の減速が必要と判断した場合にはディスプレイ表示とブザーによる警報でドライバーに注意を促す。

・約60km/hでも衝突回避が可能なエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)

・BSW(後側方車両検知警報)/ BSI(後側方衝突防止支援システム) 車線変更時に隣の車線の車両を検知して接触事故のリスクを低減する。

・BCI(後退時衝突防止支援システム) 後退時に接近する車両を検知して衝突のリスクを低減。

・MOD〔移動物検知〕機能および駐車ガイド機能を追加したアラウンドビューモニター(全車標準装備)歩行者など周囲の移動物を検知し、ディスプレイ表示とブザーでドライバーの注意を喚起するMOD〔移動物検知〕機能により安心感を高める。

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快適性(乗り心地、静粛性、座り心地)の向上・利便装備

・ショックアブソーバー内部の高応答リップルコントロール形状の変更により、微小ストローク時のシールとピストンロッド間の摩擦抵抗を安定化。小刻みな振動や、うねりのある路面での上下ショックを低減し、スムーズな乗り心地を実現した。

・ロードノイズを低減する新高剛性18インチアルミホイールを採用するとともに、ボディに遮音材、吸音材、制振材を追加することで、市街地走行時のロードノイズの遮断および高速走行時の遮音感を向上し、高い静粛性を実現した。

・ホールド性を高めて座り心地を向上した新形状のリアシートを採用(「HYBRID VIP」「370VIP」)

・内部に植毛処理を施した蓋付き小物入れを追加。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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