【F1開幕まで1ヵ月!】マクラーレン・ホンダ、ジェンソンバトンスペシャルインタビュー 「F1に日本のメーカーがいることが必要」

バトン「私自身も、ホンダもやり残したことがある!」

ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】左:フェルナンド・アロンソ 右:ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

2月10日、東京・青山のHonda ウエルカムプラザにおいて「Honda F1 記者会見/McLaren-Honda 2015」が行われ、会場には2015年シーズン、マクラーレンホンダでドライバーを務めるジェンソン・バトン選手とフェルナンド・アロンソ選手が登場。

インタビューが実現したので、2回に分けてお届けします!

今回は、ジェンソン・バトン選手のスペシャルインタビューをお届けします。日本で活躍中のモデル、道端ジェシカさんと2014年12月29日に結婚したバトン選手の左手薬指には結婚指輪が輝いていました。

そんな日本にゆかりのあるバトン選手は今何を思うのか?是非ご覧ください。

記者会見の模様はコチラ→◎間もなく開幕!F1復帰のホンダの記者会見にドライバーのアロンソとバトン登場!

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Q:マクラーレン・ホンダのイメージは?

ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】東京・ホンダウェルカムプラザ青山に展示されていた歴代マシン東京・ホンダウェルカムプラザ青山に展示されていた歴代マシン

私は小さい頃からビッグチームで走るのが夢でした。その時代のビッグチームと言えば『ウィリアムズ』、『フェラーリ』、『マクラーレン』。 80年代のドライバーと言えば『アイルトン・セナ』と『アラン・プロスト』が活躍していて、とても特別な時代でしたし、F1ファンも沢山いました。

そして今、憧れていたマクラーレン・ホンダの新しい時代が始まり、自分がその中にいる。これは自分にとってスペシャルなことです。マクラーレン・ホンダファミリーに入れてとても嬉しく思います。

私とホンダには「F1が好き」、「走って競争するのが好き」という共通点があります。一番大切なのはパッション!ホンダとマクラーレンが一つのチームで一緒になってやっていくことはエキサイティングですし、将来いい成績を残せると思っています。

Q:ホンダの復帰についてどう思いますか?

マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

日本全体として考えた時に、F1の世界に日本のメーカーがいること自体が必要だったのではないかと思います。日本はモータースポーツファンが多いですから。

ホンダも私自身も7年前にやり残したことがある!今やらなくてはいけない! この先、大きなチャレンジとなりますがとても楽しみにしています。

Q:アロンソのことはどう思いますか?

フェルナンド・アロンソ/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】左:フェルナンド・アロンソ 右:ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】左:フェルナンド・アロンソ 右:ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

チームメイトのアロンソのことは尊敬しています。ワールドチャンピオンがチームメイトになるのは3人目ですが、これまで見た中でもワールドチャンピオンとして一番経験のあるドライバーの一人。

アロンソはチャンピオンになるには何が必要なのかわかっているし、素晴らしい人です。チームがどんな雰囲気じゃないといけないか、その中で自分が何をしなくてはいけないか、チームとしてどんな仕事をしなくてはいけないかをわかっているんです。

ドライバーとしてドライビングももちろん大事だけど、クルマから離れた時も同じように重要な仕事があります。 特に最近はドライバビリティやクルマのフィーリングをバックの人に伝える機会が多く、アロンソと一緒に前向き(ポジティブ)に進めている。いいチームメイトを持ちました。彼と仕事をできることがとても楽しみです。

Q:ヘレスのテストの結果があまり良くなかったようですが、それについてどう思いますか?

ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】左:フェルナンド・アロンソ 右:ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】左:フェルナンド・アロンソ 右:ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

マクラーレンとホンダの2社の関係は始まったばかりですし、最初のテストが楽なことはまずないんです。

2014年も2つのエンジンメーカーが苦労していました。ヘレスでの目的はラップを重ねることや速く走ることではなく、マシンに関する問題をつきとめることであり、サーキットで全体的なパッケージを理解することが目的でした。

決してスムーズではありませんでしたが、確実に進んでいる。2回目のテストはバルセロナで行われるので、そこではラップを重ねたり、速く走ることができるかもしれない。

今シーズンはパワーユニットが4基までになった(2014年は5基)こともあり、これはとても厳しい条件ですね。現状としては信頼性を高めていくことが必要。 ホンダはオープンにやってくれているので、チームみんなで話すことができています。

Q:ホンダのパワーユニットをどう思いますか?

新型マシン「MP4‐30」/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】新型マシン「MP4‐30」/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

新しいパワーユニットは今までのガソリンエンジンと違ってとても複雑で多くのテクノロジーを有する。しかし、ホンダはとても素晴らしい仕事をしてくれているから、パワフルなものをつくっていくことができると思う。

1番難しいと感じることはドライバビリティです。緊密にしっかりと作業をしてパワーユニットをベストな状態にしなくてはいけないと思っています。

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Q:今すぐにでも勝ってくれると大きな期待を抱いている方が多いと思いますが、どう思いますか?

ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

最初からすぐ勝てると思っては他のチームに対して失礼かと思います。F1は競争が激しいし、どのメーカーもチームもベストな状態で挑んでくるわけですから、そんなに簡単に勝てる世界ではありません。

時間をかけて開発を進め、勝つ努力をして初めてワールドチャンピオンを獲ることができる。そんなチャレンジがあるからこそ、参加する意義があるんですよ。

Q:アロンソに日本人との付き合い方を教えてあげるとしたらなに?

左:フェルナンド・アロンソ 右:ジェンソン・バトン/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

彼はとても知的な人間なので、自分で学ぶと思います。

私自身は日本人と仕事をするのは初めからやりやすかったです。

Q:マシンの印象は?

新型マシン「MP4‐30」/マクラーレン・ホンダ【2015 F1グランプリ】

タイトなデザインになっていて後ろからのデザインがかっこいい!

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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