ダカールラリーに25年ぶり参戦のプジョー、早くも見えてくる2016年への布石
ダカール史上初!『ボリビア・ウユニ塩湖』を目指す!
プジョーは1月3日~17日(現地時間)に開催された「ダカールラリー2015 アルゼンチン・ボリビア・チリ」に参戦。プジョーがダカールラリーに参戦するのは25年ぶりとなった。
14日間9,112Km(うち4,601Kmが競技区間)にわたるすべてのステージを走り終え、チーム・プジョー・トタルはプジョー2008 DKR3台でエントリーをし、うち2台が完走。ペテランセル/コトレ組は11位、デプレ/ピカー組は34位となった。両ドライバーともダカールラリーで数々の試練と向きあい、再び2016年にチャレンジするための貴重な経験を積むことができた。
今年のダカールラリーは、ボリビアのウユニ塩湖が初めて設定された。また、さまざまな条件の路面や天候が含まれ簡単なレースとは言えなかったが、そのなかでダカール17勝というペテランセル、デプレ、そしてサインツの3人は果敢に挑戦をした。ドライバーたちの思いはすでに2016年に向いている。
プジョースポールディレクター ブルーノ・ファマン氏のコメント
「最終成績には満足していませんが、私たちは今回のダカールから多くのものを得ることが出来ました。今年の最大の目的は、まず経験を積むことでした。プジョー2008 DKR3台のうち2台は、ゴールのブエノスアイレスへ大きなトラブルなくフィニッシュできました。ドライバーやメカニックは素晴らしい仕事をしてくれましたし、私たちは全てのコースで技術、スポーツ性、輸送に関し多くのことを学びました。このことは次のステップへ向けて大きな礎となり、これらを踏まえ、これからの方針を決定します。私たちの2016年ダカールラリ-は既にスタートしています。」
ステファン・ペテランセル選手のコメント
「来年のダカールに向けて1年間じっくりと準備をすることが大切です。スタート時には2日目も走れるかどうか分かりませんでしたが、大きなトラブルもなくフィニッシュすることができました。プジョー2008 DKRは素晴らしいポテンシャルを持っています。私はこの15日間頑張ってくれたチーム、メカニック、エンジニアと一緒に過ごしてきましたが、彼らは大きな可能性をもっています。この先やるべき事がたくさんありますが、来年はぜひ勝ちたいと思います。」
シリル・デプレ選手のコメント
「私にとってまったく新しい世界でした。過去にバイクでトップ争いをしましたが、今回は自分との戦いでした。予想不可能なコーナーを高速でクリアーするなど、それは私が過去7年バイクで得た事以上のものを今年1年で経験しました。ミスをせずブエノスアイレスに到着できたときには、一つのことしか考えられませんでした。”帰ってきた!”と。」
カルロス・サインツ選手のコメント
「もちろん、競技途中でリタイヤしたことは残念です。メカニックやチ-ムは、マシンを何とかフィニッシュまで走らせようと努力してくれました。チーム・プジョー・トタルと一緒に仕事ができて、とても満足しています。プジョーは素晴らしい仕事をしてくれました。」
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