ランドローバー、 新型「ディスカバリースポーツ」を初公開

大胆で先進的なデザインで登場

ランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/エクステリア・フロント
ランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/走行イメージランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/エクステリア・リア

ランドローバーは、世界で最も優れた多用途性とパフォーマンスを有する新型プレミアムコンパクトSUV「ディスカバリースポーツ」を初公開した。

「ディスカバリースポーツ」は、英国リバプール市ヘイルウッドのジャガーランドローバー生産施設で製造される。発売は2015年初めを予定しており、世界170の市場で既存の7名乗りモデルの「ディスカバリー」とともに販売される。

同車は、新しいディスカバリーファミリーの先陣を切るモデルで、既存の5名乗りプレミアムSUVと変わらないスペースに、5+2名用にアレンジ可能なシートシステムを搭載。

「ディスカバリースポーツ」の進歩的なデザインアプローチは、インテリアスペースの有効利用、プロポーションとスタンスの最適化という、新しいディスカバリーファミリーの特徴を明確にしている。デザインが主導的な役を担い、エンジニアリングの整合性をとることで、ダイナミックな存在感と、5+2名用のシートアレンジも可能な究極のインテリアスペースを実現した。

ランドローバーのデザインディレクター兼チーフクリエーティブオフィサーの、ジェリー・マクガバン氏は「私どもが挑戦したのは、プレミアムなデザインと優れた多用途性の両立でした。つまり、このふたつの要素を調和して機能させなくてはなりませんでした。その目的が達成できたことを誇りに思っています。『ディスカバリー・スポーツ』のダイナミックなデザインは、お客様の感情に訴えかけ、共感が得られると信じています。そして、この車は他のどのプレミアムコンパクトSUVよりも、優れた多用途性を提供します。」とコメントしている。

多用途性に優れた5+2名用のシートシステムを採用

ランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/エクステリア・リア

インテリアは、ユーザーを第一に考えてデザインされているが、冒険心も表現されている。

エクステリアのプレミアムデザインを反映するために高品質の素材を使用し、センターコンソールはダッシュボード方向に伸び、力強い存在感を放つ造形を採用。同時に多用途性という「ディスカバリー」の本質的価値をいたるところで見てとることができる。キャビンには工夫を凝らした収納を組み込み、最大4つの12Vコンセントと6つのUSBチャージ用ソケットが3列全てのシート用に用意され、複数の電子機器を同時に充電することが可能だ。

「ディスカバリースポーツ」は様々な革新的技術を駆使し、多用途性に優れた5+2名用のシートシステムを、プレミアムコンパクトSUVのセグメントで初めて導入した。新開発のマルチリンク式リアアクスルは、車との一体感あふれるドライビングダイナミクスを実現するだけでなく、2列目シートより後方のキャビンでは、十分かつ柔軟性のあるスペースを提供する。

快適で洗練されたドライビングを実現

ランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/走行イメージ
ランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/イメージランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/走行イメージ

オンロードでは、ロングストロークのしなやかなサスペンションと、革新的なマルチリンク式リアアクスルの相乗効果により、快適で洗練されたドライビングエクスペリエンスを実現。その一方で、オールテレイン走破能力も確保している。

テレインレスポンステクノロジーを搭載し、アプローチアングル25度、デパーチャーアングル31度、ブレークオーバーアングル21度、最大渡河限界600mmを誇り、あらゆる条件下においてクラストップの能力を発揮する。

「ディスカバリースポーツ」の開発においても安全性は重要視するポイントとなり、クラス初となる歩行者用エアバッグ、自動緊急ブレーキ、そして超高張力鋼と軽量アルミニウム製の両素材を使用した最先端ボディシェルを採用している。

これらは「ディスカバリースポーツ」に搭載する先進的な装備のごく一部である。他にも、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、全面的に新しくなった8インチタッチスクリーンインフォテインメントシステム、そしてインテリアのアレンジ性を最大限確保するためのティルト&スライド式2列目シートなどが装備されている。

2015年後半にはED4ターボディーゼルエンジンを追加導入

ランドローバー 新型「ディスカバリー・スポーツ」/走行イメージ

エンジンのラインナップは、発売開始時は4気筒ターボチャージドのガソリンユニットとディーゼルユニットで構成されている。オールアロイ製Si4 2.0リッターガソリンエンジン、および2.2リッターターボディーゼルエンジンは、どちらもストップ/スタートテクノロジー、高圧燃料直噴装置、低摩擦の内部コンポーネント、スマートな回生充電機能を採用し、並外れたパフォーマンスと燃料効率を実現している。

2015年後半には、CO2排出量がわずか119g/km(メーカー推定値)という極めて効率の良いED4ターボディーゼルエンジンを追加導入する。また、トランスミッションは9速オートマチックと6速マニュアルがあり、二輪駆動もしくは四輪駆動が選択可能。

なんと、ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行が当たる!

ランドローバーは、米国ニューメキシコ州にあるヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行基地「スペースポートアメリカ」において、「ディスカバリースポーツ」をデジタル画像にて公開すると同時に、「ランドローバーギャラクティックディスカバリーコンテスト」の開催も発表した。

このコンテストはランドローバーのウェブサイト(URL:https://gotospace.landrover.com/jp)で実施する革新的なデジタルコンテストで、優勝者1組4名にはランドローバーのグローバルパートナーであるヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行という、一生に一度あるかないかの貴重な機会が賞品としてプレゼントされる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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