スズキ、「ワゴンR/ワゴンRスティングレー」に「S-エネチャージ」を搭載し発売
低燃費32.4km/L達成
スズキは、軽乗用車「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」に新開発の低燃費化技術「S-エネチャージ」を搭載した機種を設定し、軽ワゴンNo.1の低燃費32.4km/L(JC08モード)を達成するなど一部改良を行い、8月25日より発売する。
価格は「ワゴンR」が1,078,920円(消費税込)~、「ワゴンRスティングレー」が1,461,240円(消費税込)~、「ワゴンR 昇降シート車」が1,420,000円(消費税込)~。また、月間販売目標台数は16,000台としている。
今回「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」に搭載した「S-エネチャージ」は、「エネチャージ」で培ったエネルギーマネジメント技術をさらに進化させたスズキ独自の低燃費化技術である。
ISG(モーター機能付発電機)とS-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせ、減速時に蓄えた電力で加速時にISGがモーターアシストを行うことで、エンジンの負担を軽減し、加速性能はそのままに、燃料消費を抑制する。「S-エネチャージ」と改良を加えたR06A型エンジンとの組み合わせにより、軽ワゴンNo.1の低燃費32.4km/Lを達成した。さらに、ISGのスターターモーター機能により、静かでスムーズなアイドリングストップからのエンジン再始動を実現し、快適性を高めている。
CVT全車、2WD・5MT車は全機種エコカー減税の免税対象車に
今回の一部改良では、一目見てワゴンRと分かる普遍的なデザインとしながら、「S-エネチャージ」搭載機種にLEDイルミネーションランプ等の加飾を施して先進性を表現するなど、それぞれの機種の特長を活かした新しいデザインを採用した。また、CVT全車、2WD・5MT車は全機種エコカー減税の免税対象車とした。
「ワゴンRスティングレー」に、後退時に左右から車両後方に接近する移動物を知らせる軽自動車初「後退時左右確認サポート機能」と「自動俯瞰機能」を採用したバックアイカメラを、スマートフォン連携ナビゲーションとセットでメーカーオプション設定したほか、クルーズコントロールシステム(スティングレーT)を採用。安全をサポートする機能や快適性を高める装備を充実させた。
モーターでエンジンをアシスト。スズキ独自の低燃費化技術「S-エネチャージ」を搭載
「S-エネチャージ」は、減速時のエネルギーを利用してISGで発電。2つのバッテリー(S-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーとアイドリングストップ車専用鉛バッテリー)に充電し、走行中の無駄な発電を抑えて電装品の電力を賄う。燃料を多く必要とする加速時に、ISGがモーターアシストを行うことでエンジンの負担を軽減。加速性能はそのままに、燃料消費を抑制。32.4㎞/Lの低燃費を実現した。さらに、ISGはスターターモーター機能も併せ持っているためエンジンを再始動させることが可能で、アイドリングストップからのエンジン再始動時の静粛性、快適性を向上。軽自動車という限られたサイズの中で、ワゴンRならではの居住性、利便性はそのままに、軽やかな加速とキビキビとした走りを実現した。
▽ISG(モーター機能付発電機)
・スターターモーター機能とモーターアシスト機能を併せ持つ、コンパクトで発電効率の高い特性のISGを採用。
・15~85km/hの加速時に、減速時に蓄えた電力を使用してISGがモーターアシストを行うことで、エンジンの負担を軽減。加速性能はそのままに、燃料消費を抑制。
・ISGのスターターモーター機能により、静かでスムーズなアイドリングストップからのエンジン再始動を実現。
▽S-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリー
エネチャージに採用しているリチウムイオンバッテリーに対し、回路などの見直しにより大電流に対応。よりスムーズな充電・給電を可能にした。
▽進化したアイドリングストップシステム
・車速13km/h以下でエンジンを自動停止する減速時アイドリングストップシステム。
・ISGの採用により静かなエンジン再始動を可能としたことで、再アイドリングストップが可能となる速度を下げ、アイドリングストップ頻度を増やし燃費向上に貢献。
・ブレーキストロークセンサーを採用することで意図しないエンジン再始動を抑制し、燃費向上に貢献。
▽R06A型エンジンの改良
・エンジンの圧縮比の向上や燃焼改善、摩擦抵抗低減、パワートレインの制御最適化を施した改良型R06A型エンジンを搭載。
・ISGの搭載にあわせ補機ベルトシステム等を変更。
【ワゴンR FZ、スティングレーX共通】
▽エクステリアデザイン
・青い加飾を施したヘッドランプ及びリアコンビネーションランプ
・青く点灯するLEDイルミネーションランプ
・細く立体的なスポーク形状の14インチアルミホイール
後退時の運転をサポートする新機能(スティングレーのスマートフォン連携ナビゲーション装着車に設定)
スティングレーに、軽自動車初となる「後退時左右確認サポート機能」と「自動俯瞰機能」を採用したバックアイカメラを、スマートフォン連携ナビゲーションとセットでメーカーオプション設定。駐車場から後退して出る時や、後退して駐車する時に便利な機能を採用し、駐車場での車の出し入れを支援する。
▽後退時左右確認サポート機能
・後退時にバックアイカメラを使用し、移動物を検知。左右から車両後方に車や歩行者などの移動物が近づいてくると、モニター内の左右確認サポート表示の点滅とブザーで運転者に知らせる。
▽自動俯瞰機能
・白線のある駐車場で後退する際、停車位置が近づくと、モニターに表示するバックアイカメラの映像を、上から見下ろしたような俯瞰画像に自動で切り替える。
▽装備の充実
・クルーズコントロールシステムを設定(スティングレーT)
・ヒーター性能の向上(FA 2WD車を除くCVT車)
・運転席シートヒーターを標準装備(FA 2WD車を除く)
・助手席シートヒーターを新たに設定(FA・FX 5MT車を除く4WD車)
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