1962年製「フェラーリ250 GTO」が約39億円で落札の新記録
米国、カリフォルニア州「モントレー・カー・ウィーク」でのボナムズ主催のオークションにて、1962年製「フェラーリ250 GTO」(シャシーナンバー:3851 GT)が、これまでの自動車オークションにおける最高落札価格の記録を塗り替える3,811万5,000ドル(約39億円)で落札された。今回の結果は、コレクターカー市場において、フェラーリブランドが突出して人気が高く、世界のオークションで優勢であり続けていることを強く印象付ける形となった。
落札された「フェラーリ250 GTO」は、現在世界で最も価値ある自動車となり、同時に世界のカーコレクター垂涎の的となった。
同車は、1962年9月11日に完成した19台目の「フェラーリ250 GTO」で、最初のオーナーはフェラーリのフランス人プライベーターとしてスポーツカーレースに参戦した元フォーミュラ1ドライバー、ジョー・シュレッサー氏である。納車時のカラーリングは、薄いメタリックグレーのボディにフランス国旗をイメージしたレッド、ホワイト、ブルーのセンターストライプを配していた。その後、イタリア人のファブリツィオ・ヴィオラーティ氏の手に渡り、彼のコレクションである「コレツィオーネ・マラネッロ・ロッソ」の一台となった。
以下の、注目に値する価格で取引された車輌を含めて、今回のボナムズでのフェラーリの総取引金額は6,500万米ドル(約665億円)弱に達した。
・1958年製「フェラーリ250 GT」シリーズ1 カブリオレ:6,820,000 USD (約7億円)
・1953年製「フェラーリ250 ミッレミリア」ベルリネッタ :7,260,000 USD(約7億4,000万円)
・1969年製「フェラーリ365 GTB/4 」"デイトナ"ベルリネッタ・コンペティツィオーネ :935,000 USD (約9,600万円)
・1962年製「フェラーリ250 GT」SWBスペチアーレ・アエロディナミカ :6,875,000 USD (約7億400万円)
・1978年製「フェラーリ312 T3」フォーミュラ1レーシング・シングルシーター :2,310,000 USD (約2億3,600万円)
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