三菱の電気自動車とニチコンの「EV パワー・ステーション」が接続可能に
ニチコンは、一昨年“Vehicle to Home(以下 V2H)”の名称でEVの蓄電池を利用して家庭へ給電を可能にした世界初の“EVパワー・ステーション(以下 EVPS)”を発売。そして今回、このEVPSを三菱自動車のEVとの接続を可能にし、7月25日から販売開始した。
これにより同社のEVPSに対応できるEVの車種が拡大され、EVユーザーがEVPSを利用して、充電ばかりでなく省エネ対応、非常時電源対策として家庭への給電が可能となった。
<市場背景>
同社では2012年8月に日産自動車のリーフに対応した世界初のV2HシステムであるEVPSを市場導入し好評を得ている。2013年10月には法人向けBCP(事業継続計画)需要等に対応するコンセントモデルを追加発売、更に2014年1月には室内リモコンとコージェネレーション機器(エネファームなど)との併用が可能となる高機能モデルを発売した。
これら3モデルの展開に際して、三菱自動車のEVにも対応したEVPSを要望するユーザー声が数多く寄せられ、このニーズに応えるために技術検証を行ってきた。その結果、三菱自動車のEVラインナップのアイミーブ、ミニキャブミーブバン、ミニキャブミーブトラックに搭載している駆動用のリチウムイオンバッテリーに蓄えた電気を家庭に供給する事が可能となった。また、EVPSからは従来の200V普通充電と比べて最大約2倍となる倍速充電が可能。
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