トヨタ、新テレマティクスサービス「T-Connect」を発表
1.ドライバー向け音声対話型「エージェント」
・「エージェント」は、口頭でナビの目的地設定やニュース情報の検索、車両の取扱いに関する問合わせ等が可能な「音声対話サービス」に加え、走行履歴情報のビッグデータから車の行き先を予測して、そのルート上の事故、渋滞、天候、路面情報、更に、燃料の残量に応じた給油場所などを先読みして音声で案内する「先読み情報サービス」を提供する。このサービスでは、ユーザーの嗜好を登録しておくと、予測ルート上に存在する好みのお店やイベント情報なども紹介する。
・「エージェント」の音声対話システムは、G-BOOKで好評の有人オペレーターサービスを自動化したロボットオペレーターサービス。ドライバー向けに開発されたものであり、例えば、「○○道路沿いの蕎麦屋に行きたい」、続いて「今、やっている、駐車場のあるところを探して」などといった高度な目的地検索にも対応できる。また、用件がうまく伝わらない場合でも、有人オペレーターに用件が転送されドライバーの要請に確実に対応できる。
2.ナビにアプリが追加できる「Apps(アップス)」
・「Apps」は、走行データや車両データ等と連動するアプリを、T-Connectナビにダウンロードして利用できるサービス。「T-Connectアプリストア」には、ドライブアシスト(運転支援)、インフォテイメント(情報&娯楽)、コミュニケーション(交流)、ライフサポート(暮し)の4分野で様々なアプリが提供される。
・また、一般法人がこれらのアプリを開発し提供元となるための「TOVA(トーバ):Toyota Open Vehicle Architecture」と呼ぶ、オープンな開発環境が用意されており、アプリ開発希望者にはソフトウェア開発キットである「SDK:Software Development Kit」が提供される。開発したアプリは、トヨタの認証を経て、T-Connectアプリストアから一般ユーザーへ提供でき、必要であれば有償アプリ向けの課金システムも適用可能。
5.携帯端末からも利用できる「T-Connectスマホアプリ」
・エージェントやオンラインケアのサービスは「T-Connectスマホアプリ」により、お客様のスマホからでも利用可能。また、T-ConnectナビとT-Connectスマホアプリを併用することで、マイカーの燃費、走行距離、目的地などの走行履歴データ等をスマホで管理できる「マイカーログ」や、駐車場で車を降りた後でも、最終目的地まで経路案内する「ラストワンマイル」など、更に充実したサービスが享受できる。
・これ以外にも、T-Connectスマホアプリには走行データや車両データ等と連動するスマホ専用のアプリが多数用意される。
なお、レクサス車につきましては、T-Connectと同様のサービスを織り込んだ、G-Link新機能対応ナビと車載通信機DCMが標準装備される。また、従来のG-Book、G-Link対応ナビ向けのサービスはこれまで通り継続される。
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