日産 フェアレディZ『日本屈指のFRスポーツカー』【ピックアップ!カーソムリエレポート】

【カーソムリエレポートって何?】

カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。

本日は日産 フェアレディZのレポートをピックアップしてお届けいたします!

▼『日本屈指のFRスポーツカー』(カーソムリエ なぐさん)

▼『Japanese dreamcar』(カーソムリエ LEXUS ISF オーナーさん)

★★日産 フェアレディZの試乗レポートはコチラ★★

日産 フェアレディZ

2012年7月マイナーチェンジ。低さとワイド感を強調する新形状のフロントバンパーや新デザインのアルミホイールの採用など、エクステリアとインテリアをよりスポーティでスタイリッシュに変更している。2013年6月には、フェアレディZ NISMOを販売開始。NISMO専用のデザインと、NISMOがモータースポーツで培ってきた技術を投入して、空力、足回り、パワートレインなどのトータルバランスに優れた運動性能を実現している。

『日本屈指のFRスポーツカー』(カーソムリエ なぐさん)

日産 フェアレディZ
日産 フェアレディZ日産 フェアレディZ

総合評価:4.5/5.0

外観デザイン:4.6/5.0

インテリア:4.5/5.0

走りやすさ:5.0/5.0

-オススメポイント-

日産ディーラーにて試乗。

・FRスポーツカーとしての模範的な造り。アクセルを踏むと後輪が駆動し、前輪で舵を取る。後輪で押されているといるという感覚がスポーツカーに乗っているという高揚感を与えてくれる。

・運転席の適度なタイト感。コーナーでGがかかった際に腿をがっちりと支えてくれるニーパッドがいい仕事をしている。身長169cmの自分でドラポジもしっくり決まるので誰でもしっくりくるドラポジが取れると思う。

・街中でも扱いやすいサイズ。全長×全幅×全高=4260×1845×1325mmなので幅は若干大きいが扱いやすい。駐車場でも2ドアだがドアがそこまで長くないので2台分使わなくても1台分のスペースで乗り降りできるのは好感。

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

違った。

理由:リアルスポーツだけあって、ハンドルはしっかり重く重厚感のある味付けになっていた。個人的には想像していたより重かった。

-不満点-

・2シーターであるが故、大人数での旅行等は出来ない。

・値段が高い。バージョンST(最上位グレード)では500万を超えてしまう。これは同メーカーではフーガも検討できる価格なので、本当に好きな人以外なびかない。

・目線が低いため若干、車両感覚が掴みにくい。しかし慣れれば問題ないレベル。ディーラーオプションにてフロントコーナーセンサー+リヤコーナーセンサーがあるのでこれを取り付けるのもオススメ。

-運転後の感想-

・ディーラー周辺の国道を10分程、試乗させて頂いたがスペックほどの車幅は感じず、二車線の道路でも並走している車も気にならず気持ちよく走ることが出来た。

・アクセルを少し踏み込んだときのエンジン音が秀逸。V6スポーツカーに乗っているという幸悦感を与えてくれる。

日産 フェアレディZ日産 フェアレディZ日産 フェアレディZ日産 フェアレディZ日産 フェアレディZ

『Japanese dreamcar』(カーソムリエ LEXUS ISF オーナーさん)

日産 フェアレディZ NISMO
日産 フェアレディZ NISMO日産 フェアレディZ NISMO

総合評価:3.1/5.0

外観デザイン:4.0/5.0

インテリア:2.8/5.0

走りやすさ:3.7/5.0

-オススメポイント-

マイナーチェンジ前になりますがバージョンニスモの6MTモデルに某プリンス店にて試乗して来ました。

エクステリア

Z34のベースモデルに比べボリュームのあるフロントバンパー&リアバンパー&リアウィング&専用の19インチホイールは迫力満点でまさにメーカー純正カスタムカー。見た目だけのエアロだけでは無くて、キチンと空力を考えて作られてるとの事ですので、超高速域ではかなり効きそうに感じました。R35やISF同様に下回りは排気系以外はほぼフルアンダーカバーで覆われているのにも、本物の雰囲気満点です。

インテリア

バージョンニスモ専用フロントシートはハーフレザータイプですが、サポート性は良いのですが、質感においては正直チープ。ダイヤル式の調整も同様に感じました。

走行インプレッション

フラットアウトした際のエンジンの回り方はVG&VQエンジン同様にトルクで加速していくタイプですが、相変わらずガサツと言いますかもっと高回転までキッチリパワーを出し切れる特性になれば、国産クーペモデルでは満点です。売り物のシンクロレブコントロール機構ですが、個人的にMTに乗り続けて来た私には無意識にシフトダウン時にアクセルを煽り回転を合わせる癖がついている為、MT慣れしてる方には違和感を感じる為、OFFにした方が良いかも。

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

同じ。

-不満点-

高回転域での頭打ち。

-運転後の感想-

VR38DETTエンジンを搭載して世界最速FRを目指して欲しいです。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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