スーパー耐久第2戦、GTNET GT-Rが初参戦でポール・トゥ・ウィン
スーパー耐久開幕戦から約2ヵ月、第2戦となる「SUGOスーパー耐久3時間レース」が宮城県のスポーツランドSUGOで開催され、この第2戦からST-Xクラスへの参戦を開始した#81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」(星野一樹/尾本直史/青木孝行)がポールポジションからスタートし、2位以下に大差をつけて、今季初優勝を飾った。
予選2位からのスタートとなった#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(藤井誠暢/GAMISAN/佐々木大樹)はマシントラブルに見舞われてピットイン、日産自動車大学校の学生たちも含むチーム全体で修復作業に全力で取り組みレースに復帰。トップからは大きく遅れてしまうことになったが、マシン修復後にドライブした佐々木は気迫がこもった走りを続け、チェッカーを受けた。
レース後、藤井は「残念ながらトラブルが出てしまいましたが、修復後はペースも良く、今回は結果は残せませんでしたが、今後に向けての自信にもなったので、次の富士でのレースでは結果を残したいと思います」と次戦へ向けての意気込みを語った。
また、ST-3クラスでは予選で圧倒的な速さを見せてポールポジションを獲得した#35「asset ings Z34」(前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希)が決勝でも独走を見せ、見事ポール・トゥ・ウィンを飾った。
2位にも同チームの#34「asset ings Z34」(大西隆生/松原玲史/藤波清斗)が入り、テクノファーストレーシングチームとして1-2フィニッシュを達成した。#35「asset ings Z34」は開幕戦もてぎに続き2連勝となり、ポイントランキング1位の座をキープ。また、ST-3クラスでは決勝レースのトップ4を日産車が独占する結果となった。
星野一樹選手のコメント(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R/決勝1位)
「今回はクルマの調子がとても良く、また青木選手がリードを広げてきてくれたので、それがこの結果に繋がったのだと思います。ずっと勝ちたかったので、この優勝は本当にうれしいです。この3人で力を合わせて勝てたということも良かったです。この勢いをキープして、今シーズンはチャンピオン獲得を狙っていきたいと思います」
尾本直史選手のコメント(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R/決勝1位)
「GT3での参戦は2年目になりますが、これがGT3での初優勝となりました。今回の結果にはとても満足しています。チーム全体のレベルも上がってきたので、次のレースも楽しみです」
青木孝行選手のコメント(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R/決勝1位)
「とにかくうれしいのひと言です。去年は悔しい思いをしていたので、こうして勝つことができ、本当に良かったです。この3人で優勝できたということもとてもうれしく思っています」
【レース結果】 -第2戦 ST-Xクラス
Pos | No | マシン | ドライバー | Lap | Time/Behind |
---|---|---|---|---|---|
1 | 81 | NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野一樹/青木孝行/尾本直史 | 126 | 3:00'50.974 |
2 | 3 | ENDLESS ADVAN BMW | YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔 | 126 | 3:01'50.398 |
3 | 32 | ケーズフロンティアDR Audi R8 | 小林崇志/Testuo Ogino/高木真一 | 124 | 3:00'52.547 |
- | 24 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R | 藤井誠暢/GAMISAN/佐々木大樹 | 78 | 3:03'33.853 |
【レース結果】 -第2戦 ST-3クラス
Pos | No | マシン | ドライバー | Lap | Time/Behind |
---|---|---|---|---|---|
1 | 35 | asset ings Z34 | 前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希 | 115 | 3:01'00.920 |
2 | 34 | asset ings Z34 | 大西隆生/松原玲史/藤波清斗 | 115 | 3:01'41.345 |
3 | 14 | 岡部自動車サントラント195マイカーズZ33 | 山崎学/伊橋勲/安宅光徳 | 115 | 3.01'51.853 |
4 | 3 | 岡部自動車メーカーズZ34 | 小松一臣/杉林健一/白井剛 | 114 | 3:01'51.759 |
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