F1モナコグランプリ、ロズベルグが制す!メルセデス強し!

モナコで1ストップが勝利戦略となる

左から、L.ハミルトン・N.ロズベルグ・D.リカルド/2014 F1第6戦 モナコグランプリ

2014 F1 第6戦モナコグランプリ決勝レースが25日、モンテカルロの市街地サーキットで行われた。メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポール・トゥ・ウインでモナコ連覇を果たした。2位には同じくメルセデスのルイス・ハミルトンが続き3位にはレッドブルのダニエル・リカルドとなっている。また、日本の小林可夢偉(ケータハム)は13位となった。

ロズベルグは、スタートからフィニッシュまで、チームメイトのルイス・ハミルトンとの激しいバトルを繰り広げた。両者のパフォーマンスは拮抗していたため、タイヤおよび燃料のマネージメントが主な要素となった。

セーフティーカー導入周回を利用して、26周目に大半のチームがピットインをし、メルセデスの両ドライバーも同様にピットストップを行った。上位6名が1ストップでフィニッシュし、2ストッパーでの最上位ドライバーは、8位に入賞したロータスF1チームのロマン・グロージャンとなり、1ストップが勝利戦略となった。

大半のドライバーがスーパーソフトでスタートする中、ソフトを装着してスタートした最上位グリッドのドライバーは、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ。ヒュルケンベルグは1ストップ戦略を採り、11番グリッドのスタートから6つポジションを上げ5位でフィニッシュした。

そしてF.マッサがもうひとつの革新的な戦略を行った。スーパーソフトを装着してスタートから45周を走行し、その後ソフトタイヤで第1スティントよりも短い最終スティントを走行。この戦略によって、マッサは16番グリッドのスタートから7位でフィニッシュすることができた。グロージャンも1セットのスーパーソフトで長いスティントを走行し、24周目からフィニッシュまでの50周以上を走行している。

モナコグランプリ後、ピレリは、2013年のGP2チャンピオンファビオ・ライマーに、優勝者への特典としてF1マシンの走行機会をプレゼント。ライマーは、27日フランスのポール・リカールで、ロータスF1チームが提供する2012年型マシンをドライブする。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクターポール・ヘンベリー氏のコメント

「モナコはいつも予測が不可能で、今年もまた、セーフティーカーや事故などアクション満載のレースとなりました。タイヤの摩耗とデグラデーションに関しては問題ありませんでした。それは、スーパーソフトでも数名のドライバーが非常に長いスティントを走行したことや、大半のドライバーが1回のみのストップだったことからも明らかです。グロージャンのマシンで使用されたタイヤを例に取ると、50周以上を走行した後にも関わらず、ラバーが20%残っている状態でした。路面温度は予選時よりも低くなりましたが、トップ4が他のドライバーを周回遅れにするほどのペースが維持され、トップ3の間では大接戦が展開されました。今年のタイヤは耐久性が向上していますが、性能は全体的に損なわれていません。単独タイヤサプライヤーとして、我々は全てのマシンに同じタイヤを供給しています。その他の要素は、全て各チームの手中にあります。我々のタイヤを装着してF1で価値ある初のポイントを獲得したマルシャを祝福したいと思います」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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