ダットサン、「GO」ハッチバックをチェンナイの工場で生産開始
ダットサンは4日、インドのチェンナイ近郊オラガダムにあるルノー・日産アライアンスの工場(RNAIPL)で3月に発売予定のダットサン「GO」の第一号車のオフラインを行った。インド市場への新しいダットサンブランド投入は、このダットサン「GO」から開始となる。
同工場の第二ラインで執り行われた新型ダットサン「GO」のオフライン式典には、タミル・ナドゥ州政府のタンマガニー産業大臣や、中野正則在チェンナイ日本国総領事など、多くの政府高官が出席。式典において、日産の副会長である志賀俊之氏は、「本日は、日産自動車にとって記念すべき日となりました。ダットサンブランド復活のために費やした数年間の努力の集大成です。」と語った。
2013年7月にインドのデリーで披露した「GO」は、モダンなデザインの5人乗5ドアハッチバックで、室内空間の広さ、高品質、優れた燃費を兼ね備えている。ダットサンの理念は、各市場のユーザーの具体的な要望に応えるため、現地の知見と、開発、生産において、日産のグローバルノウハウを融合させることである。このアプローチにより、これまでにないファミリーカーである「GO」を、手頃な価格帯で、向上心のある前途有望なインド人ファミリーへ提供する。
100社を超える現地のサプライヤーから部品を供給しチェンナイ近郊における経済効果を創出
オラガダム工場は、新世代のダットサンモデルを生産する初めての工場となる。ルノー・日産アライアンスの業界トップの技術を活用し、最新の設計、開発、生産プロセスだけでなく、現地のサプライヤーベースを利用しながら、インドのユーザーに最適なクラストップのクルマを提供していく。
同工場での生産に引き続き、今年中にはインドネシアおよびロシアでダットサンモデルの生産を開始し、高成長を続ける市場の多くのユーザーへダットサンブランドを届けていく。
ダットサンブランドの責任者であるヴァンサンコベは、「現地で設計、開発、生産することで、お客様のニーズを的確にとらえ、期待以上のクルマを作ることができました。オラガダム工場とその生産設備は、品質、効率性、柔軟性において、世界中のルノー・日産アライアンスの工場と同等のものです。その結果、ダットサン『GO』は、そのセグメント水準を引き上げ、お客様に満足して頂けるクルマとなりました。」と述べた。
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