東洋ゴム、トラック・バス用スタッドレスタイヤ「M929 Premium」が2013年度グッドデザイン賞を受賞
東洋ゴム工業株式会社は、今年9月より発売を開始したトラック・バス用スタッドレスタイヤの新商品「M929 Premium(エムキュウニイキュウ・プレミアム)」が、「2013年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したと発表した。
グッドデザイン賞とは、1957年に創設された総合的なデザイン評価・推奨を行う日本で唯一のデザインアワード。同賞は、有形無形を問わず、あらゆるモノや活動を対象とし、日本屈指のデザイナーや建築家などから構成される審査委員会によって選定された「優れたデザイン」に贈られる。
今回受賞した製品「M929 Premium」は、本年9月より発売を開始したトラック・バス用スタッドレスタイヤの新商品。同製品は、冬季路面をしっかり捉えて走行できる、高い「氷雪走行性能」と、スタッドレスタイヤを通年使用する環境で、コスト抑制につながる「摩耗ライフの向上」を兼ね備えており、スタッドレスタイヤの中でも高付加価値商品となっている。
本製品は、独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「e-balance(イーバランス)」によるシミュレーション技術を駆使し、トレッドのブロックを互い違いに配置。タイヤに強い負荷がかかるブレーキング時や加減速時に、各ブロック同士がひっかかり合うことでその倒れ込みを防止する。このような「トレッドパターンの最適化」などを図ったことで、氷上性能は同社の従来品比で9%向上し、摩耗ライフ性能も同15%向上を実現している。
今回の受賞に際し、審査委員会は「デザイン面での判断が難しい傾向のある商用車用タイヤだけに、目に見える性能を表現した技術は説得力があった」と、トレッドパターン(デザイン)の工夫によって性能を向上させたうえに、その性能がデザインとして可視化されている点などで高評価であったとコメントしている。
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