ガリバー、2017年度目処にASEAN加盟国に800店舗を展開
株式会社ガリバーインターナショナルは、中長期の経営戦略として東南アジア地域を中心とした海外での中古車事業の展開を進めていくと発表した。
ガリバーでは、2014年2月にタイ国内で30店舗をオープンするのを皮切りとして、2015年度末までにタイ国内で300店舗を展開、また2017年度を目処にASEAN加盟国全体で800店舗を展開予定とする。2017年度末には、日本国内800店舗計画と合わせ、日本国内・ASEAN加盟国合計で1,600店舗展開が予定されている。
近年、ASEAN加盟国はGDP成長率で高い伸びを見せるなど、消費市場としての魅力を高めている。また、同地域においては市場統合に向けた動きが進展。具体的には、ASEAN加盟国10ヵ国のうち、インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ブルネイの6ヵ国においてはすでに関税が撤廃(一部例外品を除く)されており、2015年には、残りの4ヵ国(ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア)が加わり、加盟全10ヵ国で関税が撤廃される。
加えて、加盟国内での物品・サービス・資本・人の域内における自由な移動が可能となり、市場の流動性が高まっている。更に加盟各国においても、様々な規制緩和やインフラ整備が進むと予想されている。これらの動きを鑑みると、自動車においても、今まで以上に流動性が高まることが予想される。
ガリバーでは、これらの動きを海外市場参入の好機と捉え、ASEAN加盟国を中心に積極的な店舗展開を進めていくとしている。
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