日産、WEC世界選手権の日本人女性ドライバー井原慶子選手とのパートナーシップ契約を締結
日産は、カーレースの世界最高峰シリーズであるWEC世界耐久選手権に日本人の女性選手としてただ一人参戦しているレーシングドライバーの井原慶子(いはら けいこ)選手と包括的なパートナーシップ契約を締結したと発表した。
井原選手は、F1のレースクイーンとして初めて訪れたサーキットで観戦したモータースポーツに魅了され、自らも参戦したいという強い思いを胸に20代半ばで普通自動車運転免許を取得、25歳でレースデビューを果たした。その後は、海外を拠点にF3世界選手権などの国際レースで世界50か国を転戦し、FIA公認国際レースで女性初のポールトゥウインを達成するなど、数々の国際舞台で日本人女性ドライバーとして入賞を果たしてきた。
2012年には、カーレースの世界最高峰シリーズWEC世界耐久選手権にただ一人の日本人女性ドライバーとして通年の参戦を果たし、初の世界選手権ポイントを獲得。また、教育問題や交通環境の改善にも取り組み、日米リーダーシッププログラムのフェローとして国際会議や社会貢献活動にも参加し、2012年9月には、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として日本国政府・内閣府国家戦略大臣より表彰された。更に井原選手は、電気自動車(EV)への造詣も深く、その普及促進に向けた講演活動等も行っている。
日産は、国際舞台で戦う女性アスリートのパイオニアである井原選手の類を見ないユニークなキャリアに加え、夢を実現するための強い意志と飽くなきチャレンジ精神に共感し、今回、井原選手と包括的なパートナーシップ契約を締結。
日産は、ガルフ・レーシングに所属し、2013年度のWEC世界耐久選手権のLMP2クラスへローラ製シャシーに日産製のエンジンを搭載した車両で参戦する井原選手のスポンサーとなる。また、井原選手はゼロエミッションモビリティのアンバサダーとして、日産とともに電気自動車「日産リーフ」の魅力を伝え、急速充電インフラなど電気自動車が走るための環境整備や持続可能なモビリティ社会の実現を目指した様々な活動に参加していく予定。
この記事にコメントする