autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース 東北の被災企業が復興のシンボルをめざし、マイクロEVキットカー「PIUS」のレンタルおよびカスタマイズの受託を開始

自動車ニュース 2013/4/12 14:47

東北の被災企業が復興のシンボルをめざし、マイクロEVキットカー「PIUS」のレンタルおよびカスタマイズの受託を開始

マイクロEVキットカー「PIUS」「PIUS」部品構成東北大学次世代移動体システム研究会向け自律走行システム実証車「PIUS」カラーバリエーション

岩手県一関市にある株式会社モディーは、最小限のボディーサイズで、組立式のマイクロEV「PIUS(ピウス)」のレンタルおよびカスタマイズの受託を開始した。

「PIUS」は、EVの基本機能をシンプルに構成、EVとしての基礎構造を理解しやすい物となっている。更に、サスペンション、ブレーキ、ステアリング装置は、普通乗用車と同様の設計思想により基本構造を有している。

また、「PIUS」の外観は、標準ボデー以外に、顧客の希望によりデザインの変更にも対応する。

構成部品は100点余りで、大学や工業高等専門学校、高校または、自動車専門学校などの教育機関などにおいて、電気自動車としての機能・構造と自動車の基本構造を習得する教材として提供を開始する。

同じく、岩手県一関市の一関工業高等専門学校では、モディーと「PIUS」を活用し、2012年度に採択された「地域イノベーション戦略支援プログラム(東日本大震災復興支援型)」の具体的取り組みとして、産学双方の技術ノウハウを融合した次世代モビリティーの開発技術者育成を目的とした教材開発に着手している。

また、各種研究関連団体や産学の現場においては、研究対象の装置を組み込むなど、カスタマイズの対応も行い、既に東北大学へは、研究テーマの評価を行う、研究ツールのベース車両としての提供も行っている。

他にも、イベントなどでの自動車エンジニア体験の車両としてや、アミューズメント向けカスタマイズ車両の提供も始め、全国への貸し出しも開始。5月11、12日に開催される「ドライブ王国2013 in 福島」にて、親子での自動車の組立や、EVの試乗体験向けに提供する。

株式会社モディーは、1957年創業の株式会社村上商会のグループ会社で、1992年に岩手県一関市に設立。2011年3月には、東日本大震災の影響を受け、デザイン棟が甚大な被害を受けるも、社員一丸となって「PIUS」を開発し商品化にこぎ着けた。

村上竜也 代表取締役社長は、「一昨年の、東日本大震災で被害を受けたモディーが、東北の復興を目指し、長年の自動車・航空機・船舶における、一貫開発・生産技術を活かし、被災後の『人との絆』や『支援に対する感謝』を伝えるため、商品化した。」とコメントしている。

「PIUS」

種別:電動四輪車

駆動方式:ギア減速式後輪駆動

全長×全幅×全高:2,500mm×1,230mm×885mm

ホイールベース:1,500mm

トレッド(FR/RR):1,130mm/920mm

最低地上高:120m

車両重量:200kg

乗車定員:1名

最小回転半径:3.4m

一充電走行距離:25km

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!