小林可夢偉、スクーデリア・フェラーリと契約 -アジア人史上初のフェラーリドライバーが誕生-
スクーデリア・フェラーリは、小林可夢偉選手と契約を結んだと発表した。これにより、アジア人としては史上初のフェラーリ・ドライバーが誕生したことになる。
可夢偉選手は、FIA世界耐久選手権(WEC)のGTレースに参戦し、フェラーリ・ワークスドライバーとしてチームに貢献することになる。
1986年生まれで尼崎市出身の可夢偉選手は、2009年10月18日のF1日本GPにおいてトヨタからF1デビューを果たした。トヨ タ、およびザウバーから通算60戦に出場し、通算獲得ドライバーズポイントは125 点を挙げている。
また、2012年日本GPでは自己最高成績である3位入賞を果たし、表彰台を獲得している。
可夢偉選手は「今日、自分の新しい役割を発表する事ができ、非常に嬉しく思っています。フェラーリ・ファミリーの一員となることは、私にとって、とても栄誉なことで す。GTマシンによる耐久レースへの参戦は初めての経験ですが、今からAFコルセ・ チームとの仕事がとても楽しみです。また、チームメイトと共にタイトルを争えるこ とを願っています。私にとって新しい経験ですが、全力で臨む所存です。また、何よ りもファンの皆様の暖かい応援を期待しています。この機会を与えてくれたフェラー リに感謝します。そして最後に、東日本大震災からちょうど2年が過ぎたこの日、日 本のすべての皆さまに、私の新たな挑戦を捧げたいと思います」
とコメントした。4月14日に開催される「英国・シルバーストン6時間レース」が初戦となる。
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