富士重工、ジュネーブモーターショー2013で「SUBARU VIZIV CONCEPT」を世界初公開

SUBARU VIZIV CONCEPTSUBARU VIZIV CONCEPT

富士重工業は本日、スイスで開催中の2013年ジュネーブモーターショーにおいて、「SUBARU VIZIV CONCEPT(スバル ヴィジヴ コンセプト)」を世界初公開した。

「SUBARU VIZIV CONCEPT」は、スバルブランドを将来にわたり高めていく新デザイン、新技術の方向性を示し、「安心と愉しさ」という価値を表現した、次世代クロスオーバーコンセプト。モデル名にある「VIZIV」は「Vision for Innovation」を語源とする造語で、革新のための未来像として、ブランドの方向性を示すコンセプトカーであることを表現している。

スバルグローバルサイト(http://www.subaru-global.com/ms2013/geneva/)では、専用サイトを更新し、「SUBARU VIZIV CONCEPT」の画像をはじめ、プレスカンファレンスの映像等を配信する予定だ。

SUBARU VIZIV CONCEPT/エクステリアデザイン

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あらゆる路面状況、走行環境においても高効率・高性能を発揮する次世代クロスオーバーコンセプトが、新たなスバルのデザインフィロソフィを用いて表現された。

シンプルでクリーンな面と線の構成をデザインの基本にし、塊感のあるボディと凝縮感のあるキャビンの理想的なバランスを追求。フロントデザインは、スバル車に共通するモチーフを大胆に強調したデザインとされた。より大きく立体感を強めたグリルをメインテーマに、グリルからつながるフロント全体を塊感のあるダイナミックなデザインとしている。

ボディサイドのデザインは、シンプルで力強いモチーフで構成されている。全体的に張り出した一体感のあるフェンダーと厚みのあるドアパネル造形により躍動感のあるサイドビューをデザインした。

アッパーキャビンは、シューティングブレイクを想起させるウィンドウグラフィックを際立たせ、厚みのあるボディパネルのデザインとコントラストを持たせることで、スポーティで引き締まったサイドビューを演出。

リヤデザインにも、フロントデザインと一貫したスバルモチーフを採用。特徴的なスバルのモチーフでデザインされたリヤコンビランプと、そのランプに囲われたヘキサゴンシェイプのパネルを中心に立体的で張り出し感のある造形としている。エクステリアカラーには「ミストラル シルバーメタリック」を採用。SUBARU VIZIV CONCEPTのダイナミックでスタイリッシュなエクステリアデザインを引き立てている。

SUBARU VIZIV CONCEPT/インテリアデザイン

SUBARU VIZIV CONCEPT

インテリアデザインも、エクステリアデザインに共通するダイナミックな走りを予感させるデザイン表現に加え、ディテールパーツの繊細な作り込みにもこだわった。

乗る人全てにスバルならではの機能、安心、愉しさ、そして本物感を表現するインテリア空間を表現。コックピットはドライバーの操縦性、操作性を重視したインストルメンタルパネルのレイアウトとし、スバルの先進運転支援システムEyeSightの作動状況等が表示される。中央には視認性に優れたユニークな円筒型のタコメーターとスピードメーターを配し、機能とスポーティさを両立した。

助手席前方及び後席にも専用のインフォメーションディスプレイを設置し、運転の愉しさを共有する。

SUBARU VIZIV CONCEPT/パッケージング

2ドア、4シーターのスタイリッシュでスポーティなボディながら、スバルの開発思想である「人を中心にしたクルマづくり」を実現した、ロングツーリングでも大人4人が快適にドライブを楽しめるパッケージング。

後輪を100%モーター駆動にすることでプロペラシャフトがなくなり、低いフロアを実現することで、コンパクトながら後席乗員のひざ周りの広さを確保したパッケージングが可能となった。

SUBARU VIZIV CONCEPT/パワーユニット

スバルの将来パワーユニットの一つの提案として、「Subaru Boxer Diesel Hybrid」を搭載。2.0ℓスバルボクサーディーゼルと高トルク対応型リニアトロニック(CVT)に、フロントには駆動・発電兼用の1 モーター、リヤには駆動専用の独立2 モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。環境性能、走行性能を高次元で実現することで、「安心と愉しさ」の走りを一層高める。

低速域や都市部ではモーターによる発進、駆動を、高速走行時にはディーゼルエンジンと高効率リニアトロニックにより、各パワーユニットの得意領域をシーンに合わせ最適に使い分けることで高い燃費性能を実現する。

「Hybrid SI-DRIVE」を採用し、"インテリジェント"、"スポーツ"モードに加え、EyeSightとの協調制御による"エコクルーズ"モードを設定。

EyeSight が捕捉、検知する走行状況に応じてエンジンとモーターの出力を緻密に制御し、安全と環境性能に配慮したインテリジェントドライブも可能にした。

SUBARU VIZIV CONCEPT/AWD、駆動システム

スバルの次世代AWD技術のひとつとして、「リヤ独立モーター駆動タイプシンメトリカルAWD」を搭載した。4輪マネジメントという開発思想に基づき、AWD技術を磨きあげてきたスバルのノウハウを発展させ、走行環境、路面状況に応じて4輪を緻密に制御するスバルAWDシステムの新しい提案。

後輪駆動専用の2つのモーターは、左右の駆動力を自由自在に制御する。また、フロントモーターとリヤモーターとの協調制御により、前後輪の駆動力もコントロールし、スバルならではのアクティブセイフティ性能を高める。具体的には、ハンドルを切った時はリヤの駆動力を増やし、ドライバーの操作に俊敏に反応する特性にし、ハンドルを戻した時にはフロントの駆動力を増やし、安定性重視の特性となっている。

ストップ&ゴーを繰り返す都市部では、発進時には全輪をモーターで駆動し、トルクフルで低燃費、静粛性の高い発進、加速を実現。 コーナリング時には旋回外側後輪のトルクを増やし、内側は減らす制御を行うことで、クルマに内向きのヨーモーメントを発生させ、極めてクイックかつスムーズなオン・ザ・レール感覚のコーナリングを実現する。

加速や走破性だけでなく、駆動力をクルマを曲げることに使うこの画期的なAWD システムにより、ドライバーの意のままのコーナリング性能、クルマを操る歓びは勿論、優れた操縦安定性がもたらす深い安心感を提供する。

後輪左右の駆動力を独立で制御することにより、最小回転半径をコンパクトにし、取り回しの良さも向上している。

SUBARU VIZIV CONCEPT/主な仕様

ボディサイズ(全長×全幅×全高):

4,320×1,900×1,510mm

ホイールベース:

2,640mm

エンジン:

2リッター水平対向4気筒DOHCディーゼルターボエンジン

トランスミッション:

リニアトロニック(CVT)

モーター:

埋め込み式永久磁石 フロント×1 リヤ×2

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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