トヨタの欧州統括会社が、PSAプジョー・シトロエンとOEM供給を受けることで合意
トヨタの欧州統括会社であるトヨタモーターヨーロッパとPSAプジョー・シトロエンは、欧州において、PSAプジョー・シトロエンの小型商用車をトヨタモーターヨーロッパにOEM供給することで合意した。
内容は、2013年年央よりPSAプジョー・シトロエンのプジョー「エキスパート」および、シトロエン「ジャンピー」をベースにした商用バンを、PSAプジョー・シトロエンからトヨタモーターヨーロッパに供給するというもの。また、次期モデルについてもOEM供給することで合意していて、トヨタモーターヨーロッパは開発費と設備投資について、応分の負担を実施する。いずれも生産はPSAプジョー・シトロエンが行い、資本提携は行われない。
トヨタモーターヨーロッパのディディエ・ルロワ社長は、「PSAプジョー・シトロエンとトヨタは、すでにチェコで小型乗用車の合弁事業を行っているが、欧州市場において小型商用車セグメントは、重要であり、PSAプジョー・シトロエンと力を合わせ、お客様のご要望にお応えしていきたい」とコメントしている。
また、PSAプジョー・シトロエンのジャン・クリストフ・ケマール副社長は、「トヨタとのこれまでの協力関係を更に強化できたことは喜ばしい。今回の合意は、両社の欧州小型商用車市場における競争力の強化につながるだろう」と述べている。
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