フォルクスワーゲン、パサートの4WDクロスオーバー「パサート オールトラック」を発売
パサート ヴァリアントに4WDモデルが復活
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ミッドサイズのステーションワゴン「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」シリーズに、クロスオーバー4WDの派生モデル『パサート オールトラック』を新たにラインナップし、6月21日より発売する。
先代のパサート ヴァリアントシリーズにはV6 3.2リッターの「V6 4MOTION」と、V6 3.6リッターを搭載した「R36」の2種類の4WDモデルが存在したが、パサートのモデルチェンジによりラインナップが消滅していた。今回新たに登場したパサート オールトラックは、フォルクスワーゲンが推し進めるダウンサイジング戦略に基づき、2.0リッター「TSI」(直噴ガソリンターボ)エンジンを採用する。
駆動方式は、センターデフにハルデックスカップリングを採用するフルタイム4WDシステム「4MOTION」を搭載。これに、コーナリング時のアンダーステアを緩和させるXDS(エレクトロニック デファレンシャルロック)を組み合わせ、ニュートラルなハンドリングを実現した。
またSUVモデル以外ではフォルクスワーゲン初の採用となる「OFF ROAD スイッチ」を装備する。悪路での走破性能をスイッチ操作ひとつでアシストするこの機能は時速30km/h以下で作動。ABSやEDS(エレクトロニック デファレンシャル)、DSGのシフトポイントなどの調整、アクセル特性の変更、ヒルディセントアシスト(斜度10度以上の下り勾配での車速自動制御)などの統括制御を行う。
安全性能の面では、レーダーを用いた自動車間距離制御を行うACC(アダプティブクルーズコントロール)やプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist(低速域追突回避・軽減ブレーキシステム)」、ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」などを標準装備し、ドライバーをサポートする。
上質な内外装や快適・安全装備の数々を備え、パサートシリーズの最高峰モデルに
パサート オールトラックは、悪路の走破性能をさらに高めるため、通常のパサートヴァリアントに対し車高を30mmアップ。最低地上高を165mmとした。
外観上も、ステンレス調のアンダーガード付き専用フロント・リアバンパーやホイールハウスエクステンション、専用サイドシル、18インチ10スポーク専用アルミホイールなどの採用により、クロスオーバーモデルらしい演出が施されている。
室内は、専用の最高級ナパレザー スポーツシートやウッドデコラティブ パネル、アルミ調ペダルクラスター、フルカラー マルチファンクション インジケーターなどを標準装備。ラグジュアリーとモダン、さらにクロスオーバーモデルらしいスポーティさをも兼ね備えた上質なインテリアとした。
フォルクスワーゲン パサート オールトラックの価格は494.0万円[消費税込み]。上質な仕立ての内外装や快適・安全装備の数々を備え、パサートシリーズの最高峰モデルとしての役割も果たす。
VW パサート オールトラック 主要諸元
全長x全幅x全高:4785x1820x1560mm/ホイールベース:2710mm/最小回転半径:5.3m/車両重量:1670kg/駆動方式:フルタイム4輪駆動システム「4MOTION」(センターデフ:ハルデックスカップリング方式)/エンジン種類:直列4気筒 直噴 DOHC インタークーラー付きターボ ガソリン「TSI」エンジン/総排気量:1984cc/トランスミッション:湿式6速DSGトランスミッション/最高出力:211ps(155kW)/5300-6200rpm/最大トルク:28.6kg-m(280N・m)/1700-5200rpm/燃費:11.6km/L(JC08モード燃費)/タイヤ:225/45R18モビリティタイヤ/乗車定員:5名/全国希望小売価格:494.0万円[消費税込み]
この記事にコメントする