トヨタ 米ケンタッキー工場でエンジンの生産能力を増強
米ケンタッキー工場でエンジンの生産能力を増強
トヨタ自動車のアメリカの生産拠点である「Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.(以下、TMMK)」は、主力エンジンの2.5L直列4気筒ARエンジンの需要拡大に伴い、2013年8月までに、本エンジンの生産能力を年産プラス約10万基の増強をすると発表した。
これにより、TMMK全体のエンジン生産能力は、現在の年産約44万基から約54万基へと大幅な増産となる。そこへ充填される投資額は、サプライヤーなどへの関連投資も含めて約3,000万ドル、さらに新規雇用も考えて、プラス約80名を予定しているという。
現在、北米におけるARエンジンの生産は、TMMKと、Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.(TMMA)の2拠点で行っており、それらはカムリ、RAV4、ハイランダー、シエナ、ヴェンヅァという北米における主力車種に搭載されている。
トヨタは「需要のあるところで生産する」という考え方のもと、今後も現地での生産を推進していく考えを示している。
Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.(TMMK)概要 (2012年4月時点)
会社名:トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー
所在地:米国ケンタッキー州 ジョージタウン市
社長: Wil James(ウィル・ジェームス)
設立:1986年1月
生産品目:(車両)アバロン、カムリ、カムリハイブリッド、ヴェンヅァ/(エンジン)2.5L 直列4気筒(2AR)、3.5L V型6気筒(2GR)
生産能力:(車両)約50万台/年/(エンジン)約44万基/年
従業員数:約6,600人
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