トヨタ 新型カムリハイブリッド 新型車解説(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:島村栄二
新型カムリのラインナップはなんと「ハイブリッドカー」のみ!
カムリがフルモデルチェンジを受け、ハイブリッド車のみのラインナップとなって登場した。
ハイブリッド化にて最も気になるであろう燃費は、10・15モードで「26.5km/L」、JC08モードで「23.4km/L」。上級セダンでありながら、同社のヴィッツなどコンパクトカークラス並の燃費を実現しているところが最大のトピックだろう。
カムリはその昔、「セリカ・カムリ」の名前でセリカのセダン版としてデビューしたが、その後FF方式を採用してビスタと姉妹車を構成した時代を経て、現在のアッパーミドルセダンになっている。
今回の新型カムリハイブリッドは「セリカ・カムリ」の時代から数えれば9代目、「カムリ」になってからは8代目のモデルであり、トヨタ車の中でもかなり長い歴史を持ったクルマだ。
日本では上級セダンの市場が縮小しているため、カムリはほとんど目立たない存在になったが、アメリカでは長くベストセラーカーとしての座を維持してきたし、東南アジアなどの新興市場でもカローラとともにトヨタを代表するクルマとして販売されてきた。
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