トヨタ カルディナ 新型車解説

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スポーティなデイリーカーを提供

デイリーカーゆえに機能的に。デイリーカーといえどもスポーティに。今回のマイナーチェンジは、カルディナの特徴をさらに生かしたといえよう。

エクステリアは、ヘッドランプやグリル、バンパー、リヤコンビネーションランプなどのデザインを変更。今までのスポーティな印象はそのままに、機能性はもちろん、力強さと安心感を感じさせる。また、新デザインのアルミホイールの採用は、上質感により一層引き立たせている。インテリア面では、シートとパネルもダーク系カラーで統一。メーターの鮮やかなライトとのコントラストは、メリハリが付いていて小気味良い。

リヤシートは6:4分割式。レイアウト次第で、長さや大きさに気兼ねすることなく荷物を積み込む事が出来る。リアシートは、リクライニング機能付。ラゲッジスペースはゴルフバックであればシートを倒さずとも横置き可能な最大幅1490mmとなっている。トノカバーは巻き取り式、2段式のコンソールボックスや、運転席/助手席ともに設置されるバニティミラーなど、実用面にも充分配慮されたアイテムが用意されている。

エンジンは3タイプ。GT-FOURに搭載されるのが3S-GTE。高性能ターボチャージャー装着のパワーユニットは、2.0ツインカム16ターボ。レスポンスの良さとシャープな加速感を持ち合わせている。ZTとZに搭載されるのは、BEAMS 1AZ-FSE VVT-i D-4。直噴(筒内直接燃料噴射)ガソリンエンジンBEAMS D-4は、「平成22年度燃費基準」の達成とともに「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」の認定も取得している。

もう1つのBEAMS 1ZZ-FE VVT-iは、1.8Lハイパワーエンジン。車両重量が1270kg以下の場合、「平成22年度燃費基準+5%」を達成している。

また、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良となっている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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