ホンダ フィットシャトル 実燃費レビュー【総評編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
思い起こされる“シビック・シャトル”という名車
“シャトル”という名前が懐かしい。
1980年中頃、友人がシビック・シャトルに乗っていて、よくそれに乗せてもらってキャンプやスキーに行っていたからだ。シビックシャトルは優秀なRV(レクリエーショナルヴィークル)だった。まだ、SUVという言葉がアメリカで生まれる前だったから、オフロード4輪駆動車やステーションワゴンなどはまとめてRVと呼ばれていたのだ。
シビックシャトルでレジャーに出掛けて良かったことは、スペースユーティリティの高さだった。シビックの背を高くし、リアオーバーハングを延ばして拡充したトランクルームの広さと、リアシートを畳むことによって、さらにスペースを広げて調節することが簡単にできることだった。
2人しか乗らない時には他の仲間の荷物を積め、4人乗る時でもふたりの間にジャケットやバッグぐらいは余裕で置けた。3人でも、リアシートの背もたれを半分倒して、短いスキー板なら斜めに車内に積むことができた。もっと荷物を積まなければならない時には、ルーフにラゲッジキャリアを取り付けてその中に仕舞った。
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