ポルシェ カイエンSハイブリッド 実燃費レビュー【一般道編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
話題のポルシェ カイエンSハイブリッド その燃費性能やいかに!?
世界中の自動車メーカーが、ハイブリッドカーをラインナップに揃えるような時代になった。
スポーツカーメーカーのポルシェもその例外ではなく、2010年5月にまずヨーロッパでカイエンSハイブリッドを発売した。
ドイツ・ライプツィヒで開催された国際メディア試乗会で得た印象はすでにお伝えした通りだが、ようやく日本仕様と日本の交通環境下での走りっぷりを確かめられるようになった。ハイブリッドシステムは、走る交通状況によってその働き具合が大きく異なり、結果的に燃費値も大きく変わってくるからだ。
カイエンSハイブリッドは、333馬力を発生するスーパーチャージャー付き3.6リッターV6エンジンに、47馬力相当の電気モーターが1機組み合わせられている。
トランスミッションは、他のカイエンと同じようにトルクコンバータータイプの8速AT「ティプトロニックS」が組み合わされている。4輪を駆動し、アイドリングストップも可能だ。
都心を出発し甲州街道に入ってからも、赤信号で停まるたびに、コマメによくエンジンを止める。フットブレーキを踏んで、クルマが停止すると同時にエンジンも停止する。
日本車の中には、いくつかの条件が満たされないとエンジンが止まらないクルマもある。だが、カイエンSハイブリッドは、速度がどれくらいだろうが、曲がりながらだろうが、クルマが停まると、間違いなくエンジンも止まる。排気量が大きくパワーもあるから、それが止まると、静けさとのギャップが大きい。
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