日産 フーガハイブリッド 実燃費レビュー【高速道路編】(1/2)
公開日:
最終更新日:
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ストンッ。左側の走行車線を時速約80キロで走行し、スロットルペダルを少し緩めた。その瞬間に、エンジンは停止した。
一般道と違って速度が高いから、タイヤと路面との擦過音や風切り音も小さくはない。しかし、エンジンも1,700~1,800回転を連続して回転しているので、停止すると明瞭にわかる。
高速で連続走行しているのにタイヤノイズと風切り音だけが聞こえてくるから、かえって、エンジン停止が目立つ。まるで、グライダーで大空を滑空しているかのような感覚だ。
ヨットが帆にたっぷりと風を孕んでクルージングしている時の様子にも似ている。
ご存知のように、アクアラインは東京湾をまたぐようにして千葉県へつながっているから、海風が強い。よけいに風切り音が目立つ。
これは、今まで乗ったどんなクルマとも似ていない、ちょっと不思議な感触だ。唯一、似た感覚としては、同じ原理を用いているカイエンハイブリッドだけだった。
この記事にコメントする