日産 新型エルグランド 実燃費レビュー【ワインディング編】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
「リッチ気分」が味わえる2列目キャプテンシート
コーナーもなくなり、勾配も緩やかになった内山峡の手前にあるドライブインの駐車場で、編集Yさんに運転を代わってもらった。
そういえば、ドライブインという店舗の形態も最近では少なくなったと思う。「ドライブイン」という語呂からして、昭和っぽい香りが漂ってくる。ドライブインは「道の駅」に取って代わられようとしているのかもしれない。
新型エルグランドの売り物になっている2列目シートに掛けてみた。オットマンを引き出すと、国際線のビジネスクラスのシートのように足を伸ばせる。こりゃ、楽チンだ!
さらに、肘掛けを倒し腕を乗せると、自分だけの空間が確保されて“リッチな気分”にさえなってくる。3人掛けのベンチシートのミニバンとは大違いだ。
ベンチシートでは、いくら長く大きくて多くの人が乗せられても、“自分だけ”感がないから高級車に乗っている気分にはならない。自動車教習所やダイビングショップの送迎マイクロバスと変わらない。
エルグランドのような高級志向のミニバンは、2列目シートを2脚だけのキャプテンシートにすることが重要だと思う。キャプテンシートの快適さが、多くの人にもっと広まるといい。
国際線のビジネスクラスvsマイクロバス。“何人乗せられるか”とか、“どれだけ広いか”という効率ばかりを追い求めるのではなく、空間の快適な使い方を提案してもらいたい。
エルグランドの高級路線は、これからも推し進めていって欲しいと思う。
日産 エルグランド 実燃費レビュー
【一般道編】走行ルート:日本武道館~環八~関越 練馬IC/実燃費:7.0km/L
【ワインディング編】走行ルート:日本武道館~環八~関越 練馬IC/実燃費:9.1km/L
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