BMW Z4 実燃費レビュー【ワインディング編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
BMW特有のシャープなハンドリングが狙った通りのラインを捉えてコーナリングしていく。コーナーが眼の前に迫って来て、ブレーキを掛け、前輪のサスペンションが沈み込み、ボディがロールして、後輪もサスペンションが縮む。
この一連の流れが、実にスムーズに行われる。ドタバタ、ユッサリ、モッサリと無駄な動きがないから、クルマとの一体感も大きい。
ワインディングロードに入ると、舵取り専門の前輪と、駆動に専念する後輪がそれぞれ役割を完璧にこなしているのがよくわかる。また、BMWが昔から謳っている「前後輪の重量バランスを50対50にしている」という宣伝文句にも、こういうところを走ると大いに納得させられてしまう。
シフトレバー付け根の脇にある「ダイナミック・ドライブ・コントロール」のスイッチで、SPORTモードを選んで走ってみると、NORMALモードに比べて、明確に足回りが引き締められるのがわかる。
コーナーで踏ん張ったり、舗装のつなぎ目や段差を越えた時の、特にリバウンド側が強めだ。
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