日産 ジューク 実燃費レビュー【高速道路編】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ドアの狭さと相反するリアシートの広さ
海老名SAで、編集部のYさんに運転を代わってもらい、後席へ座ってみた。
ジュークのリアドアの幅は狭いが、乗り込んでみるとこれが意外と広い。ドアに感じた狭さとリアシートの広さが相反していたため、余計に嬉しい驚きだ。
後席は、タイヤからの騒音もよく遮断され、リアウィンドウから外の見え方も自然で居住性は悪くなかった。風切り音なども、高速道路に乗った途端に急に大きくなるということもなかった。
あちこち出っ張ったり、角張ったりしているカタチなので、もっと風切り音が発生するかと想像していたが、杞憂に終わった。コンパクトカーなど小さなクルマでチェックしておかなければならないのは、こういったリアシートの仕上がり具合だろう。
なぜなら、「四六時中リアシートに人が乗るわけではない」というコストダウンの理由付けが聞こえてくるような貧弱な掛け心地のリアシートに、時々お目に掛かるからだ。
5人乗りではあるが、ジュークのリアシートは2人を優先させる形状をしている。掛け心地は悪くはないが、座面と背もたれのクッションがややモノ足りない。
もう少しクッションの詰め物を多く詰め込めば、前述した高速域での乗り心地は快適になるだろう。
東名高速走行中の燃費は、「18km/L」台をずっとキープしていた。御殿場ICから東京は、ほぼずっと下りなので、優秀な値だったのだろう。
【一般道編】走行ルート:日本橋~新湘南バイパス 藤沢インター/実燃費:12.0km/L
【ワインディング編】走行ルート:新湘南バイパス~芦ノ湖スカイライン/実燃費:11.2km/L
【高速道路編】走行ルート:箱根スカイライン~東名 御殿場IC~首都高~神宮外苑/実燃費:17.1km/L
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