日産 ジューク 実燃費レビュー【ワインディング編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ここからはずっと登りが続く。いつもはトラックが多いが、今日は珍しく空いている。ペースを一定に保てるから、走りやすい。ジュークは、いいペースでコーナーをクリアしながら上がっていく。
ジュークのエンジンは、HR15DEという1.5リッター4気筒。
運転していても気付かないが、このHR15DEは1気筒当たり2つの燃料噴射インジェクターを持っている世界初の量産エンジンなのだそうだ。狙いは、燃焼効率の安定だ。
同じように、吸気側と排気側の両方に可変バルブタイミング機構を備えるなど、凝ったメカニズムを採用している。114馬力の最高出力と15.3kg・mの最大トルクを発生しているが、箱根新道ではレスポンスに優れ、伸びのよい加速を示していた。
CVT(無段階変速トランスミッション)も、エンジンに劣らずいい仕事をしている。ベルトによる無段階変速機に2段の副変速機を組み合わせ、レスポンスの向上が図られている。
CVTは、構造上どうしてもエンジン回転の上昇と速度の上昇がズレたように感じてしまい、反応が鈍くなってしまっていたが、それは最小限に抑えられていた。
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