フォルクスワーゲン ゴルフ 1.2TSI 実燃費レビュー【総評編】(2/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
フォルクスワーゲン ゴルフ 1.2TSI 実燃費レビュー【総評編】
ゴルフ 1.2TSIトレンドライン ゴルフ 1.2TSIトレンドラインと金子氏 ゴルフ 1.2TSIトレンドラインと金子氏 ゴルフ 1.2TSIトレンドライン ゴルフ 1.2TSIトレンドライン ゴルフ 1.2TSIトレンドライン ゴルフ 1.2TSIトレンドライン ゴルフ 1.2TSIトレンドライン ゴルフ 1.2TSIトレンドライン 画像ギャラリーはこちら

トレンドラインとコンフォートラインではどちらが「買い」か

ゴルフ 1.2TSIトレンドライン

トレンドラインを購入する場合、コンフォートラインとの比較が悩みの種になるかもしれない。

車両本体価格の差は、21万円。エンジンの違いの他は、エアコンがフルオート式であるかどうか、タイヤとホイール、使いやすく見やすいRNS510式HDDナビがオプションで選択可能かどうか等々。

悩ましいところだが、僕だったらトレンドラインを採る。エアコンはフルオートでなくても十分だし、HDDナビは社外品を装着する。タイヤは、むしろ、積極的に65パーセント扁平を選びたい。

それらのことよりも、僕はトレンドラインに付かずに、コンフォートラインに標準装備されているシートバックポケットが欲しかった。あそこのポケットって、地図やノート、薄いものを入れておくのに、とても便利だから絶対に必要なんだ。

ゴルフ 1.2TSIトレンドライン

実用性を重んじているはずで、製造コストだって大したことなさそうなのに、なぜ、無視されているのだろうか。トレンドラインには花丸を差し上げるが、シートバックポケットが付かないことだけには、納得がいかなかった。画竜点睛を欠いている。

さらに可能ならば、明るめの内装色ともう少し多くの外装色が用意されているといい。

最後に、図々しくもうひとつだけ注文させてもらうならば、シンプルに、ミニマルにゴルフに乗りたいという人のために「3ドア」が選べたらいい。

それが、一番トレンドラインらしい姿ではないか。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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